イムデベ!

個人的偏見と傾向による映画・音楽・本紹介&レポ

個人的2017年ベスコス! (2)

さっさと書かないと2018年になりそうなので、さっくり後編。

・ナイトクリーム

ニールズヤードレメディーズ 「フランキンセンスインテンスクリーム」

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12960円

何度浮気しても結局ここに戻るってのを繰り返しているので

今年もやっぱりこれがベスコメ。

ナイトクリームじゃなくて朝夜兼用のクリームなんだけど、

朝つけるにはこっくりしすぎかなーってのと、

勿体ないのとで夜たっぷりつけることにしてる。

保湿力、張り感ともに、群を抜いてて、即効性も高い!

・化粧下地

ラ・ロッシュ・ポゼ「敏感肌用 UVイデア XL」

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3672円

洗顔料と同じラロッシュポゼ。

これさー、どうでもいいんだけど、フランスのドラッグストアで半額

ぐらいで手に入るんだよね(苦笑)。

ともあれ、このシリーズはお肌に優しいし、お肌が柔らかくなるので

敏感肌のひとにはほんとオススメ。

敏感肌用で50SPFは嬉しい。

化粧がよれないほどよい伸びとガード力で頼れる味方。リピしてます。

 

・リキッドファンデーション

なかなか、コレ!っていうのが無い…

今年はエスティとヘレナの緑色のを使ってみましたが、

カバー力をもとめるなら前者、

美容液成分を求めるなら後者です。

 

・ルースパウダー

エレガンス「フェザー・ヴェール」

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7000円+税

はっきりいってこれはヤバイ。

ここ数年で最高のフェースパウダー。

もうはたけばはたくほど、肌がするっするになっていく心地よさ。

ちょっと使ってみないと実感できないと思うのでカウンターでお試しになることオススメ。

ちょっと衝撃的な付け心地です。

毛穴をカバーしてくれて、一日リキッドが崩れない(気がする)。

 

今年はトータルで言うと、

ゲラン様のアベイユロイヤルのリップライントリートメントと、

エレガンスのフェザーヴェール

を猛プッシュしたい!!

 

長くなったので色系と香り系は次回!

個人的2017年ベスコス!

もう年末なんでね、恒例っていうか、第一回なんだけど、個人的2017年ベストコスメ!

今年新発売ってことじゃなくて今年、私が使ってよかったと思うもの。

あくまで個人的見解で使用感および効果には個人差がある(以下略)ヨロシク。

かなりね、こう色んなものに手を出してみては、アレコレじたばたしているので

何かのご参考になればこれ幸いでございます。

あと、色モノについてはほとんど言及しない。

大事なのは色ではない。

第一に保湿!

第二に保湿!

第三に保湿で

第四と第五がハリだ!!

 

尚、ご参考までに、あたしは乾燥肌で敏感肌でございます。

あと匂い大好きッコです。

じゃあ、まあ、基礎化粧品から順に行くまする。

洗顔

ラ・ロッシュ・ポゼ 「トレリアン フォーミングクレンザー」

 

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3024円。

東急ハンズとかショップインとかで売っているフランス製コスメ。

これは肌アレしてどうしようもなくなったときに病院の皮膚科で女医さんから

薦められたんだけど、ひたすら優しい感じがいい。

効き目とかじゃなくて、肌をいじめてこない感じ。

あ、メイクも落ちるって書いてあるけど、そんなには落ちないよ(アイメイク系は無理)

・クレンジング

Sinn 「ピュアクレンジングクリア」

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3348円

ジェルなんだけどマッサージしているうちにオイルに代わる系。

何がいいって匂いが最高。グレープフルーツ&オレンジ。

アルガンオイル配合でしっとりやさしい洗いごこちなれど、

意外にきっちりメイクを落とせるできるやつ。

ジョン・マスターズ・オーガニックで売ってる。

・化粧水

コーセー「薬用 雪肌精」

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ドラッグストアで安く買えるありがたいブツ。

色んな種類出てるけど、この一番オーソドックスなやつがオススメ。

これがあるのとないのでは肌が違いすぎるので永遠のベスコス。

もう20年以上コレは使い続けてマス。ガチです。

ちなみにこれ、化粧水じゃなくてプレ化粧水だから

もう一回化粧水叩き込む必要があるんだけど、

朝にそんなことしてる暇ないから朝はコレ一本な。

・ブースター

Melvita「ネクターブラン ウォーターオイルデュオ」

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4320円

これ、オイルと何か(何か?)が2層になってシャカシャカやるの。

化粧水の前にぶっこむ所謂ブースターで、夏は朝も夜もコレぶっこむ。

化粧ノリがよくなるし、くすみがとれて顔が明るくなる。

でも夏だけ。冬はコレだとちょっと保湿力が足りない。

・オイル

生活の木 「有機スイートアーモンドオイル」

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25ml 864円

冬はブースターとしてこれを愛用。

乾燥して目蓋にかさかさの白いケバ立ちができてしまうようになったとき

ネット検索したらオイルがいいんじゃねみたいなこと書いてあって

コレを選んだんだけど、もう手放せない。

2ヶ月で使い切らなきゃいけないので、髪の毛乾かすときにも使ってる。

髪の毛ぱさぱさしてるときにも使うし、手がかさかさになったときも使うし、

目元まわりや、口元まわり、とにかく乾燥してるなーって思ったら塗る。

オールラウンドすぎる。値段もカワイイv

・化粧水

ニールズヤードレメディーズ「ローズウォーター」

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3672円

拭き取り化粧水。夜だけこれをプラス。

肌がすっきりしてキモチイイし、何より香りが最高なので癒される。

同じブランドのほかの拭き取り化粧水も優秀なので匂いと効き目で選んでもいいかも。

・美容液

ゲラン「アベイユロイヤル リップライントリートメント」

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10800円

今年話題になったPOLAのシワ専用美容液も試しました!

試したうえで、言う。

ほうれいせんにはやっぱコレ。ゲラン様のアベイユロイヤル!

浮気から戻った感じなんですけどー、やっぱオマエしかいねえわ。もう裏切らない(多分)

ほうれいせんに沿ったマッサージをこのアプリケーターでやったときの即効感。

そして蜂蜜の香り。

ついでに言うと、このシリーズでアイケアも出てるのね。

でも、ちょっと蜂蜜のにおいがこれより薄いの。使用感もちょっとさらっとめというか。

で、まあ、朝晩面倒じゃないですか。美容液二種類もつけるの。

だから、私はコレをほうれいせんにマッサージして塗ったあと、

目元に指先でつけてます。

問題ナッシン!ざっくりでいいんだよ。ざっくりで。効けばいい。そんな気持ち。

・乳液

夏はコレ。

Melvita「ネクターブランクリーム」

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7500円

さっぱりとした付け心地でのびがよくて、顔がワントーン明るくなる感じ。

ちなみに私はホワイトニング成分がどうも駄目らしくて

他社のホワイトニング製品はことごとく駄目なんだけども(雪肌精は兎も角)

コレは大丈夫でした!

そして冬はコレ。

Melvita「パルプでローズクリーム」

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6800円

これものびがよくて使いやすい。

でも保湿力はきちっとおさえてるのが好感触。

はり感も出る。

 

長くなったので次回に回します。

次回はえーっと、日焼け止めからか。

なんかすごい量塗ってるねー(笑)

しかしこれがXX年後に効いてくるんですよ……基礎化粧品大事。

V6 "The Ones" アルバムレビュー

V6が紅白に出ない!

ハア?

シングルもアルバムもツアーもあったのに…なぜ今年出ないのか本当に意味がわからないので、紅白代わりに、今回のアルバムレビューとして熱い気持ちを叩きつけておきたいと思います。

 何日にもわたって書いているうちに(遅い)WOWOWさんがライブ放映してくれたので(ありがとうございますありがとうございますありが)ちょっと心が落ち着きましたが、素晴らしかったですねえええ!!

WOWOWで放映することの素晴らしさは普段V6のコンサートを見たことのない方が目にしてファンが増えるというところにあり、いやもちろん、ライブDVDまで待てないんだよ!ってファンの熱い気持ちにこたえてくれるところもあり、ちなみにアニバコンもWOWOWで放映してくれたんですが、コンDVDとはアングル違います。編集違います。WOWOWで嵌ったらコンDVD買ってまた別の感じを楽しめるっていうね、コンを何度も楽しめるっていうね、WOWOWさんありがとうありがと(永久ループ)

 

さて、基本、洋楽メインの私がV6に転んだ理由のひとつに音楽性の高さがあります。

アイドルで音楽性ってなんだよって思うひといるかもしんない。私もそうだった。

でも違うの。自分たちで作ってない曲でも、自分たちのものにちゃんとする+ビジュアル(ダンス)+メッセージに魂こめる、って有りなんだなってV6で初めて思いました。

私が転んだときはOh! My! Goodness!が出たあとで、これはもう各所で言われているように超名盤、はっきり言ってアイドルの枠にくくったら勿体ないというか、寧ろ理解されないのではないだろうかと危惧されるような名盤なので、洋楽ファンにこそ聴いて欲しい感があります。

Oh! My! Goodness!が一貫したコンセプトアルバムだった(アルバム通して聴くことに意味がある)のに対して4年ぶりの新作は、正反対、ひとつひとつの楽曲が完全に孤立している、何なら全曲シングルを集めたようなアルバム、その名も「The Ones」。

もうこれだけで、おお!やりおった!と思ったんですよ。

MUSEの二枚目のアルバム「Origin of Symmetry」がコンセプトアルバムで、最初から最後に至るまでまさにパーフェクトな超名盤。これまでになかったロックオペラだと言われて、一枚目ではレディヘのフォロワーだなんていわれてた(どこが?ってファンとしては思うんだけど…)評価がいきなり高くなった。さあ、次はどうするんだろう、ハードルが相当高くなっちゃったぞって思っていたら、三枚目の「Absolution」は、1曲1曲が完璧に独立しているアルバムだったんですよ。これがロックの名盤中の名盤でして、それまでマニア向けだったバンドの人気に一気に火がついたんですね。

今回のV6のアルバムはそれを彷彿とさせるものがありました。

バンドじゃなくてアイドルなんだし、結局ちゃんとしたプロデューサがつくんだからそういう上手い流れ作っても当然でしょとか思うかもしれないけど、V6はプロデューサと言っていいくらいアルバム作りに関わってます。

彼らの(特に三宅くんとイノッチ)音楽性はOh! My! Goodness!に発揮されていて、今回もこの二人が軸になるのかなあと思いきや、まさかの全メンバー1曲ずつプロデュース体制を打ち出してきました。

コレ、面白くならないわけがない。

何しろ、個性バラバラな6人だから、それを生かした最高のアイディアと言っていいと思います。

ところで、V6聴いたことない人が一番驚くのがみんな歌が上手いということと、それぞれの特徴的な声質。あくまで個人的な声質の感想を書くと、

坂本くん⇒甘い声で張りと伸びがある。英語発音がエロい。サビのソロ部分をイノッチと二人で引っ張る。ドラマティックな曲が合う。

長野くん⇒透明感のあるグループ唯一のハスキーヴォイス。高めの声で、低い声を出すと男らしさの滲む音になる。エレポップに合う。

イノッチ⇒青年らしい声。甘さよりはザラっとしたカッコ良さが余韻に残る。バラードやサビが力強い曲に合う。

森田くん⇒ウィスパーヴォイス。高めの声で、どこまでも優しい声質。バラードか、少しスローめのロックに合う。

三宅くん⇒七変化する声。前はキャラメルヴォイスのみだったが、ここ数年で一気に幅が広がった。高い声も低い声も出る。彼の声が入るだけで、曲が一気に華やかになる。洋楽系の曲に合う。

岡田くん⇒甘い声。坂本くんと似ている声だが、やや舌足らずな響きが優しい。長野くんやイノッチの少しハスキーがかった声と合わせると全く違う響きと伸びに変化する。メロディラインが綺麗めの曲に合う。

まあ、あくまで個人の感覚なので実際に聴いてみてほしいんですけれども、V6に興味のない友達に曲を聴かせて一番驚かれるのは森田くんの歌声ですね(笑)

1.Never

ティクタクティクタクという秒針の音と声で始まる曲。V6の多彩な声を聴かせるためのオープニング。

単調なAメロ、Bメロに、歌うメンバの組合せを緻密に変えていくことで色を付け、サビに掛けて絶妙なソロで繋ぎ、一気にサビで畳み掛ける。Cメロも組合せの妙。そこにイノッチと坂本くんのソロがサビへと引っ張っていく仕掛け。声も曲も緩急が素晴らしい。

ダンス最高。このアルバムの中で一番好きなダンスかもしれない。シンプルなPVだが、ダンスだけでおつりがくる。特にメンバーが秒針の動きを長い手足で表現するのは絶句モノの美しさ。

2. 刹那的Night

岡田くんのプロデュース曲。

岡田くんがボクのやったことは知り合いを集めただけ、と言っていたけれど、曲は石野卓球氏、PVの振り付けのうちストップモーションは首藤氏、衣装は元コムサのデザイナーさんによる西陣織(ブーツまで!)、PV背景を彩るのはチームラボのAIカラス群というぶっとびゴージャス。

曲は懐かしのディスコダンス、エレポップ系あたりだが、一回聞いたらぜったい頭の中をぐるぐる回ること必至のサビとごろあわせが楽しい歌詞。

これにV6メンバの声が散りばめられて、物凄くカッコイイ、タイムマシンみたいな音楽になっている。

これだけあくの強い曲に負けない歌唱力に注目。

3.SOUZO

物凄く楽しいこれもちょっとひと昔前っぽい80年代を彷彿とする明るいポップス。

特に間奏の音なんかコレは懐かしいね、どこかで聴いたねという。

ニゾンで歌われるサビ部分と、各メンバーの楽しい掛け合いみたいなソロが織り交ざって、聴いているだけでうきうきしてくる。自然と身体が動き出すような曲。

女性に対して男が参った心情を歌っている歌詞が、坂本くんのカッコイイ男の声、三宅くんの可愛い少年みたいな声、岡田くんの甘い声などなど、色々で紡がれるので、楽しみ方は色々。それこそ色んな男をSOUZOできる曲になっている。

PVは翻弄する女性役で渡辺直美が素晴らしいダンスを披露している。銀色のマイクを片手にセクシーに歌うメンバー、翻弄されておどける面々、ソファに座ったカミセンをいじるトニセン、最後の三宅くんの渡辺直美へのほっぺキスにいたるまで、完璧に遊んでいる。80年代にあったような豪華さで何度観ても楽しい。

 4.Beautiful World

かわいらしいラブソング。耳あたりがいいのと、イノッチのソロが非常に美しいのがいい。

振り付けでイノッチが手を振る仕草がとてもエロキュート。

PVはもうちょっとどうにかならなかったものかと思うチープな感じで残念。

5.Cloudy Sky

私の大好きな曲はだいたいこの人なんだよね!なHIKARI氏が作った曲。

実に素晴らしい曲で、Voyagerを彷彿とさせる爽やかなメロディラインにあざやかに突き抜けるようなサビ、思いもかけぬCメロと、驚きと嬉しさにあふれた構成。

そして何かを期待させるように刻まれるリズムに最高にドキドキさせられる。

問題は秋元康の歌詞が小学生の作文だったということだけ(涙)

でもまあ、いい。とにかく美しい曲だし、メンバーの声も伸びやかにメロディラインにのっている。

何ならラララで歌っても成立するんじゃないだろうか。

PVは沖縄まで撮影しに行ったのに、題名どおりの曇り空。これもVoyageを彷彿とさせて懐かしい思い。

面白いなと思ったのはVoyagerのPVではそれぞれがひとりひとり旅をしているのがメインで、旅立つ歌だったんだけれども、今回のPVはみんなで旅の途中にいて、一緒に未来を見詰めているというところ。

10年前(だいたい?)から今まで、それぞれが色んなところを旅してきて、でも、集まる場所はここだよ、一緒にいるよ、まだ旅の途中だよ、と言っているような気がする。

6. DOMINO

こういう曲がアルバムに入っている時点で、V6はアイドルグループとは一線を画している気がする。

暗く陰鬱な曲に、哀しみにあふれた歌声がのっていて、おそらく世間一般ではあまり認知されていないV6の一面。

実際は、トニセンのLove Songもそうだけど、こういう曲を歌わせると驚くほど色気のある歌声を聴かせてくれる。

PVはCGなので特筆点なし。

7. Round & Round

長野くんプロデュース曲。

ヴァーチャルな世界で自分を失っていく世界をうたった曲で、80年代後期っぽい暗さと華やかさのある洋楽系ロック。カッコイイ。

メンバーからは意外がられていたけど、長野くんの根っこはこういう系統の音楽だと思うので(80年代~90年代初期のTVK育ちでしょう?洋楽だよね!)、合点がいったし、長野くんのハスキー声はこういう音楽にとてもよく合うし、その声に続いて意地がやけたような感情をのせた歌い方をする三宅くんが実に絶妙。三宅くんの声は感情を語るよね。

PVはこれが一番好きかもしれない。躍動感のあるメンバーそれぞれの飛び方がすごくいい。これぞV6という感じがする。コンの最初に流すショートフィルムにも似ている。

8. Remember your love

三宅くんプロデュース。

失恋がテーマのバラード。

男性が歌っている失恋の曲なんだけど、三宅くんが、「女性が聞いて納得する」歌詞にこだわりぬいたというだけあって、確かによく出来ている。

つまり、男性が自分と別れたあと、こういうふうに思っていてくれたら、哀しいけれど嬉しいな、と女性が思うような歌詞。

こういう曲には岡田くんの甘い声がすごく合う。許しちゃおうかなって気になるね(笑)

イノッチの歌う「水もやらずに枯れた花」のダブルミーニングは心に響く。イノッチの歌い方が真摯だからだと思う。

三宅くんの焦れたような訴えかけるような歌声が切ない。 最後の君のことを覚えているに至るまで、女性側から聴いて、じーんとくるという稀有な失恋ソングになった。

大抵、男性側からの失恋ソングって、ウザイだけだから。さすが三宅くん。

PVは蛍光灯で出来た部屋とか家具のところでメンバーが歌うもので、メンバーの美しい顔を堪能することができる。

正直、コンサートでこの曲を歌いながらガツガツ踊り出したのには仰天した(坂本くんも驚いたと言っていた(笑))。

あの踊りのPVも作ってほしかったなー。

9.会って話を

トニセン曲(通常版のみ収録)。

私個人の趣味としては、(再生を)飛ばす曲。ちょっと歌謡曲系なんだよね。

10.Answer

坂本くんプロデュース曲。

サッカーのテーマ曲に選ばれただけあって、高揚感のあるロックソング。

オープニングの音だけはありきたりすぎていただけない。

それ以外は凄く聴いていて爽快だし、歌うと気持ちいいだろうなーというメロディライン。勿論聴いてて超気持ちいい。

あくまで歌いだしを森田くんにこだわったおかげで、ありきたりのオープニングから一気にV6の土俵に持ってこれた感がある。

個人的には岡田くんの声が矢鱈に可愛くて気に入っている。声を張ると舌足らずになるというのは凄くいい。

あと、イノッチも甘い声を出しているので好き。

三宅くんの声がスパイス的な役割を果たしているので、ただの応援ソングとは一線を画した曲になった。

PVはみんなが歌っているだけで、まあ歌ってるだけでもいいんだけど、それならそれで、映像的にもうちょっと捻りがあっても良かったんじゃないかなあと。

11.Can't get enough

名曲。この一曲のためだけにアルバムを買ったとしても損はしない(断言)

半分以上を英語で歌っているが、ちゃんと英語教師をつけて発音を習って歌ったので、日本人が英語歌ってる感はまるきりない。寧ろ、日本語が入ってきたときに、あれ、これ洋楽じゃないの?くらいの感じがする。

曲も歌詞もすべてがパーフェクト。

歌い分けもパーフェクト。

すべてが正しいところに収まっていて、聴いているだけで幸せになるし、何度聴いても飽きない。

この曲でファルセットヴォイスを全メンバーが手に入れたことで、音楽の幅がこれから先、物凄く広がっていくんじゃないだろうか。

PVも最高。椅子を持たせたらV6の右に出るグループはいないというくらい、椅子との親和性が高い。もう椅子のV6と言ってもいい。エロい。古今東西、椅子でダンスといったらエロしかない。

それに加えていきなりジャンプしたりこちらを指差してきたりするから、死ぬわー、ほんと死ぬわー、とかいいながら見る。指の間からちらちら見るようなブツだと思う。

子供は見ていいのか?いいのか。いや、寧ろこういう美しいものを観て育って欲しい(真顔)

ちなみに誰がどこを歌っているかはシングルを買うと歌詞カードに書いてありますぜ。親切!

あー、しかしいい曲だな。コレね、聴きながら書いてるんですよ。こっから先に進まねえって話ですよ。

こんないい曲やられちゃったら、あとがねえじゃんって思うわけですよ。あるけど!

12.Get Naked

カミセン曲(通常版のみ収録)。

最近かわいい曲が多めになっていたカミセンが久々に攻め込んできたな!という曲。

CD音源ではそんなに好みではなかったがコンで大化けした。しまった、ライブ用の曲だったんだな。

13.ボク・空・キミ

森田くんプロデュース曲。

ウィスパーヴォイスを最初から前面に押し出した非常に美しいバラード。

家族とも恋人とも友達とも取れる愛情のこもった泣ける曲だと思う。

歌詞が実にいい。

ただ、時々、ボイスチェンジャーが効きすぎている感もある。この曲調だったら普通に歌声そのままで良かったのではないかと思うのだけれど、もしかしたらPVと重ね合わせてみると、ちょっと水の中のような効果を狙ったのかも知れない。

いずれにせよ、落ち込んだときに聴いてちょっと泣きたいときに寄り添ってくれる名曲。

PVは折角、森田くんが頑張って水にもぐったのに、何がどうなってるのかあまりはっきりしない映像に加え、ドラマ部分もボカシすぎ、メンバーの歌っているシーンに至っては全く他のドラマ部分とのリンクが無いため、テーマが伝わりにくいというか正直意味がわからないPVになってしまった。残念。

14.COLORS

V6十八番の応援ソング。

ストレートな歌詞と、優しい歌声で、元気のないときに聴きたくなる曲。

こういう曲になると岡田くんの声がすごく映える。

飴と鞭じゃないけど、甘い声のメンバーと、励まし声のメンバーが畳み込むように慰めてくれる。さすがV6。説得力と包容力が半端ない。

PVはもうちょっと色調を明るくできなかったものかと(暗いんだよね…)でもまあ、かわいいです。きみたちは妖精か!って思う。

15.レッツゴー6匹

井ノ原くんプロデュース曲。

レキシ(というグループ名?存じ上げないので言及しない)がV6のこれまでの曲のタイトルから歌詞までみごとに散りばめてくれた。

ファンは聴いててすごく楽しいし、これまでのV6の歴史を知らない人でも有名なヒット曲のタイトルや歌詞の一部を宝探しみたいに楽しめる。

イノッチがこだわりぬいたラフなユニゾンはWonder Worldを思い出すワクワク感。

PVもすごく可愛い。アニメと実写の組合せで、挟み込まれる短い動画はイノッチが携帯でメンバーを撮影したもの。だから、メンバーの表情がいつもと全然違って、イノッチに向ける顔なんだよね。これは貴重。さすがイノッチ、ファンのニーズをよくご存知で。

16.The One

アルバムのタイトルを冠したラストを飾る曲。

ジャスミンを彷彿とさせる曲調で、意外にかわいく爽やかに普通で、あれ?なんか懐かしい感じ?ユニゾン多めだし。イノッチと森田くんのCメロも意外性なし。安心して聴ける感じ。

このアルバムの中で一番、「いつもの」感じがする曲を最後に持ってきて、ちょっと微笑んで終わる感じがV6らしいといえばらしい。

てっきり大仰な涙モノの曲が最後に来ると思っていたので、こういう可愛い曲がいきなり最後にぽんと置かれると、逆に心が温まる仕掛けと見た。

Be together, we're the oneなんて優しい言葉を最後においてくれてありがとう。

4年ぶりのアルバムで、相変わらずの優しさを届けてくれて、本当にありがとう。

これからもどうぞ宜しく。

以下、アルバムをまだ買ってない方向け==========

さて、アルバムは3種類ございます。

ざっくり言うと、A版にはブルーレイ特典映像で全曲PV付、

B版にはDVD特典映像でドリームフェスティバル出演時のノーカットライブ映像+トニカミ対決ゲーム映像

通常版にはトニセン曲「会って話を」とカミセン曲「Get Naked」が収録されています(AとBにはこの二曲は入っていません)。

V6がどんなライブをしているのか観てみたい!という方はBを。

V6がワチャワチャしているのを観たい!という方はやっぱりBを。

V6の世界を映像でも味わいたいという方は豪華PV付のAをどうぞ。

AとBは数量限定ですが、通常版は限定版ではございませんので焦らなくて大丈夫だからです。

ちょっとお値段はAとBの方が高いですが、どちらを買っても損はしません。寧ろ得。この値段でこの特典!?というクオリティです。

V6知りたい!って方はBがいいんじゃないかなーというのが個人的な感想です。

PVも素敵だけど、ライブ凄いからね。

詳しいことは下記でご確認ください。PVのトレイラーも観られます。

avex.jp

MUSE@横浜アリーナ 13th, 14th Nov 2017

4年ぶり!

単独では4年ぶりですよ!!

雨女なんで、フジロックは行けないんです(真顔)

だからガチで4年ぶりのMUSE!!

ようやっとファッキン最高!って叫べる日が来たぜ!

ってなわけで、初日はアリーナ席でステージ全体を観て、二日目はSSスタンディングAブロックで暴れまくってきました。

MUSE、マジて最高……(言葉もない)

いや、待てよ。先にディスるとこはディスっておこう。

あのさ、ライブ中にマットが引っ込んでPV流すのマジ無用だからやめて。

別にPV観るために15000円払ってるわけじゃないわけ。

そりゃリズム隊は残って演奏してたかもしれないけど、あれはドン引き。

二度とやるな。休憩したいなら休憩してもいいから、MCでもやってくれ。

英語はだいたい通じる。通じなくてもみんなイエーって言うから安心してほしい。

というわけで、一部気に食わないところはあったものの、他はさすがMUSE。

私はMUSEがライブをやっている世界で生きられてほんとに幸せだと心から毎回思う。

MUSEとの出会いはファーストアルバムからなので、終わったあと、友達の友達のアメリカ人に俺はMUSE5回目だぜーとかえばられたけど、10回以上行ってるよ、うるせえな。

最初の頃は男子ばっかりだったけど、最近は50/50かな。

女子のロック好きが多いのは嬉しい。

男子はなんか女子ファンが多いとブーブー言うけど、こっちだってロック好きなんだよ、うるせえな。

マットの声は相変わらず楽器に近い。マイクとの距離が異常。声量半端ナイ。ドムのドラムの速さとパワーはいつもどおり桁違い。そしてクリスのベースとコーラスは、MUSEの屋台骨だよね。

というわけで、どっしりかまえたクリスの上で暴れてるドムとなんかよくわからないことになってるマットという、この20年くらいですか、変わらないのがなんか嬉しかった。

セットも超簡素だったんだけど(たった2デイズだから当たり前だ)、それが却って昔っぽいっていうか、MUSEって後ろの画面にすごい綺麗な映像流して、レーザーがんがん飛ばして、風船とばして、紙ふぶきー!!っていうイメージが最初の頃は強かったんで、それに戻ったな、という感じ。

横浜アリーナがライブハウスみたいだった。

1日目と2日目ではセットリストから3曲も変えてくれて(日本のファンは毎日来るからセットリスト毎日変えなきゃいけないって前に言ってたね)、特に1日目は「とても古い曲やります。これを日本で演奏するのは15年ぶり」って言ってShowbizやってくれたのも嬉しかった。

ちゃんとその国の過去のセットリスト確認してるんだ、この人たち!

真面目だよね…すごい真面目なんだよね…

だからなのか知らないけど、ドムがねじり鉢巻してて、それは太鼓だろって思ったけど、嬉しいよねー、こう、文化をちゃんと見てくれるってのが。

マットの豪華半纏(?)も面白かったなー。

あれでMercy歌われても笑っちゃうんだけど、それもまたMUSEかなと思うし、Aブロックの周りをぐるーっと回ってくれたし、可愛かったなー。

しかもあの服、当日原宿で現地調達でしょ。それも嬉しいよねー。

こんな凄い音楽やってる人たちがね、行った先の国を楽しんでくれてるのって、いいなあ、やっぱりMUSEは全部ひっくるめていいなあと。

MADNESSはU2のUntil the end of the worldのパフォの丸パクだったね、そういえば。

全然セクシーじゃないマットが好きだ。

粘着質なギターリフも大好きだ。

気が狂ったような奇声も大好き。

おかげさまでこっちも気が狂ったよーに飛んできたよー!!また来てね!

アンコールのコールもしないでさっさと帰る客ばっかでごめんね。

あれはどういうことなんだ…みんな真面目にやろうぜ!MUSEが真面目にやってるんだから!いいじゃん、次の日仕事とか考えるな!!

そういや新規が多くてびっくりした。

後ろにいた男の子たちが、クリスがハーモニカ吹きはじめたときに

「え?何の曲?」

って言ってて、四年前の来日までは、ハーモニカ始まったらみんな突撃してたじゃない。前方に。

新規の客がつくのは嬉しいけど、ライブ映像も何も観てないってことだから…どこから来たのか本当に不思議。

それにしても日本人は洋楽を聴かなくなりましたね……どうかMUSEがまた来日してくれますようにと祈るばかり。

NO MUSE, NO LIFEだよね(タワレコでずっと前に配ってた缶バッチに書いてあったよ)

MUSE、最高のライブをありがとう!!

セットリスト(1日目)

INTRO SFX

DIG DOWN

PSYCHO

MAP OF THE PROBLEMATIQUE

PLUG IN BABY

ISOLATED SYSTEM

SHOWBIZ

THE HANDLER

SUPERMASSIVE BLACK HOLE

SOME NEW KIND OF KICK(これがPV!!)

MADNESS

DEAD INSIDE

D'N'B DRONES

STARLIGHT

TIME IS RUNNING OUT

MERCY

THE GLOBALIST

UPRISING

KNIGHTS OF CYDNIA

セットリスト(2日目)

INTRO SFX

DIG DOWN

PSYCHO

INTERLUDE - HYSTERIA

PLUG IN BABY

ISOLATED SYSTEM

STOCKHOLM SYNDROME

SUPERMASSIVE BLACK HOLE

TAKE A BOW

SOME NEW KIND OF KICK(これがPV!!)

MADNESS

DEAD INSIDE

D'N'B DRONES

STARLIGHT

TIME IS RUNNING OUT

MERCY

THE GLOBALIST

UPRISING

KNIGHTS OF CYDNIA

 

兄弟モエ属性の人に薦める神映画2本!

兄弟モエと言えば、色んな映画があるわけですよ。

ロード・オブ・ザ・リング」のボロミア、ファラミア兄弟とかね。あれはなんだろうね、かわいくてけしからんよね。

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「処刑人」のコナーとマーフィーに関しては、あれはエロくてけしからんかった。

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「スーパーナチュラル」のディーンとサムは……あれはもうなんていうかなー、兄弟っていうかなー、もうなー、正直いちゃつきすぎて意味がわから(以下略)

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とまれ、私的に、これ観てるひと絶対少ないけど兄弟モエの人に絶対見て欲しい!!映画を紹介するというよりは押し付けたい。

なんならDVD持って押しかけたい。

そんな2本を紹介したいと思います。

 

1.「DUST」2001 UK | Germany | Italy | Republic of Macedonia, directed by Milcho Manchevski

 

「ビフォア・ザ・レイン」でマケドニアの英雄となったマンチェフスキー監督の第二作目にして問題作、「ダスト」

主演はデヴィッド・ウェンハム(ここでもファラミア!)とジョセフ・ファインズ

デヴィッドが兄ルークを、ジョセフが弟イライジャを演じています。

物語は黒人男性が老婆の家に強盗に入ったところから始まり、思いのほか乱暴モノの老婆が黒人男性になかば強引に話して聞かせる物語がルークとイライジャの物語。

かつて乱暴者の兄ルークと、心優しい弟のイライジャは二人で暮らしていたが、イライジャはフランスから流れてきた娼婦と恋に落ち、結婚する。その一方でルークは彼女に手を出していて、彼女が弟ではなく彼に本気になると彼女を捨てて旅に出る。そのことを知った弟は、兄を猛追撃。

心優しい弟が拳銃片手に「絶対ぶっ殺す」と兄貴を追いかける物語と化す。

凄いっしょ。

もうこの弟の兄への執着が異常。

どんどんズタボロになっていく兄貴の美しさも異常。

物語は多重化していき、「語られてこその物語」という結論に帰着するんだけど、たぶんこの結論には、そうとう深い背景があって、

それこそ「ビフォア・ザ・レイン」でマンチェフスキーが描いた語られない歴史とは、とか、

マケドニアあたりの歴史的背景や政治情勢とか、宗教観とか、

色々織り込まれている一回観ただけじゃ足りない系の傑作なんですけど。

なんですけど!

でも兄弟モエが凄すぎてなんだかもうわかんない!

弟が世界の果てまで兄貴をぶっ殺しに行くとか、どんだけなの。

このわけのわからない兄弟愛を作り出してしまったマンチェフスキー先生いわく、

「僕、兄弟いないからよくわからないんだよね」

そんな監督の指揮のもと、6人兄弟の末っ子デヴィッドと、8人兄弟の末っ子ジョセフが繰り広げるとんでもない愛憎劇。

個人的にはデヴィッドの肺から出る咳を全力で推したい。不毛な土地で埃と砂にまみれて血を吐くシーンは実にエロく美しい。

散々ふざけたこと書いてしまいましたが、本当言うとちゃんとした傑作映画なので、真面目に語ろうとすればいくらでも真面目に語られる深さがあります。

でも!それを越えたジョセフの熱い愛憎が!!

僕らの心をじったんばったんさせるわけですよ!

↓荒くれ者の兄貴ルーク役のデヴィッド、めちゃくちゃカッコイイ

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↓怪我属性の方にも全力プッシュできる

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↓普段は実の兄貴(レイフ)に甘えん坊さんなジョセフが独占欲剥き出しで追いかけてくるぞ!

「dust finnes」の画像検索結果

ところでこの映画、「ダスト」が気に入ったら是非「ビフォア・ザ・レイン」もご覧ください。

マンチェフスキー監督の映像美、シーンの切り替わりの絶妙さ、そしてミュージックビデオ監督出身ならではの音楽のセンスの良さに加え、これまた深い話なんだ…。

今回は兄弟モエを前面に押し出してプッシュしてますが、「ダスト」のストーリーはそうとう深いです。観終わってから何度も何度も、この物語の意義に考えさせられた映画でもあります。

 

2.「ブラザーズ・ブルーム」"The Brothers Bloom" 2008 USA, directed by Rian Johnson

 

これ、私、勝手に兄弟の結婚式に行く話だと思って観たんですけど、全然そんな話じゃなかった(笑)

ブルーム兄弟というタイトルですね。まんまやん。

兄を演じたのは優しさあふれるマーク・ラファロ、弟を演じたのはアンニュイハンサム、エイドリアン・ブロディ

この兄弟、みなしごで、子供の頃から詐欺で生計を立ててきた。

そんな詐欺生活が嫌で、時折、ひとりでどこかに行っちゃう弟を、これが最後、今回が最後と兄貴が連れもどしに行く。

今回のターゲットは豪奢な邸宅に一人で住むお嬢様。これをナンパして大金ふんだくろうと企む兄、一方でうっかりホントにお嬢様と恋に落ちちゃう弟。

この話、兎に角、兄貴が弟に甘い!

どう考えてもこの兄弟が生きてこれたのは兄貴の詐欺のおかげなんだけれども、弟がそれをなんとも思ってないあたり泣ける。そしてモエる。

ネタバレしたくないのでこれ以上語れないんですが、兎に角兄貴の献身っぷりが眩しすぎて、せつな過ぎて、なんともいえない気持ちになる映画なので、スーパーナチュラルファンはぜったい好きだと思う(特定か)

色々に解釈できる物語で、コメディタッチなんだけど、よくよく考えてみると

 

モエる。

 

壮絶にモエる。

 

多分、ダスト以上に見た人が少ない映画だと思うので全力プッシュしておきます。

↓似てない弟に甘々の兄貴が可愛い

「adrien brody brothers bloom」の画像検索結果

↓実は菊地凛子がすごくいい役で出てる。

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ちなみにライアン・ジョンソン監督はその後「ルーパー」を撮り、新しいスター・ウォーズ「ラスト・ジェダイ」の監督・脚本も務めているようです。

 

とまれ、兄弟モエ属性の人には、どちらの映画も絶対ツボだと思うし、映画としてもどちらも非常に良いですよ!

怪我属性の人は「ダスト」観てください(ぼそり)

 

アトミックブロンド Atomic Blonde directed by David Leitch, 2017

全然前情報なしに観に行ったんですが(シャリーズ・セロンのアクション映画というだけ)存分に楽しんできました。

以下、ネタバレを含むので、何も知らずに楽しみたい方は回れ右をして映画館へどうぞ。

できるだけ音響の良い映画館で観ることをオススメします。

現状、音響トップのチネチッタさんで公開していないことがかえすがえすも残念…。

「Atomic Blonde」の画像検索結果

 

【ネタバレ有】

まず舞台設定がいい。

東西ドイツの壁崩壊前夜のドイツでの各国スパイ合戦。

シャリーズ・セロン演じるイギリスのスパイ、ロレーンは、かつて恋人であった(多分)同僚のスパイがベルリンで殺され、欧米スパイのリストをロシアスパイに奪われたことを知る。

リストを奪い返すべく、長くベルリンに潜伏しているイギリスのスパイと協力せよとの命令を受けるが、そのスパイは敵か味方か判らない男だった。

というのが大体の粗筋で、あとはアクションに次ぐアクション。

冒頭は当時の音楽が兎に角がんがん鳴るのがうるさく感じるし、

あまりにセロンがスタイリッシュで、これセロンのPV?って思っちゃうんだけど、

物語が転がり始めると、アクションが凄すぎて、音楽の大きさなんか気にならなくなるし、セロンのルックスとアクションに当時の音楽が実にぴったり嵌る!

あの長いおみ足を黒いロングブーツに包み、超ミニスカートで、次から次へと出てくる野朗どもを蹴り飛ばし、投げ飛ばし、殴り飛ばしすのが実に爽快!

ストレス溜まったときに観たいタイプの映画だね(笑)

ストーリーはサスペンス有り、ドキドキハラハラ展開有りで、中だるみ一切なしのジェットコースター系。

ファッションは素晴らしい。セロンと、あとフランス人のスパイ女性(キングスマンでガゼルちゃんをやった子)が出てくるんだけど、二人とも本当に美しい衣装と下着に身を包み、目の保養~。

一方で野朗どもは徹頭徹尾、野朗ども。

 まあ、ぶっちゃけ、汚い。

マカヴォイさん(なんでマカヴォイさんには”さん”をつけなければいけないのか知らないが、つけないと怒る勢力が存在している。ハク様の”様”と同じ類の何かだ)がここまできちゃないってのも珍しいので、なかなか面白いのではないかと。

あとマッチョです。マカヴォイさん、マッチョです。

常々、マカヴォイさんはオファーされるよりもダーティな役の方が似合っていると思っていたので、今回の役柄はドンピシャじゃないでしょうかね。

得たいの知れない、きちゃない、マッチョ。

マカヴォイさんの底知れない視線がばっちり役に嵌っていました。

とかなんとかいいつつ、脳裏に浮かぶのはセロンのガーターベルトばっかりなのはお許し願いたい。本当に美しかったのだ。

アクションがけっこうグロイので、そういうの苦手な人はご注意を。

ところで、作中、セロンが逃げ込む映画館で掛かっているのは、タルコフスキー監督の「ストーカー」。

これ、1年くらい前に(曖昧)タルコフスキー特集なるものが新宿で上映されてまして、かねてより観たかった「ノスタルジア」を観に行ったら、開演1時間以上前だというのに、もう売り切れ。それで今ならかろうじてチケットがありますよと言われて観た映画でした。

「ストーカー」もそのあとすぐ完売しちゃったので、実際、映画上映時間になって映画館にチケット片手に戻ったら、映画館の前で涙ぬぐってる女性とかいてね、タルコフスキーの深さを思い知ったんだけど(映画じゃないのか)。

「ストーカー」って言うのは案内人くらいの意味だと思ってください。捜し求める人とかそういう意味もあったかも知れない。とにかく、所謂「ストーカー」とは全く違います。

この映画、どう観ても、チェルノブイリ事故後の事故現場近くが舞台設定なんですよ。

ってチェルノブイリ事故が起きる10年も前に作られた映画なんですけど(ぞっとする話なわけ)。

森の奥深くに人の望みをかなえる扉(或いは部屋)があって、そこに行くにはストーカーを雇わなければとうていたどりつかない。

常に死の危険を感じながら、ストーカーと共に目当ての扉までたどり着いた男二人が扉に求めるものとは、って言うところの、扉にたどりつくちょっと前のところが、セロンの背後に上映されていたように見えた。

最終的にセロンがそのスクリーンを破く=扉を開けるに掛けているのかな。

まあ、このあたりは知っている人だけ気付いてみたいなメッセージだと思っておく。

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↑こんな感じの画面だったと思うんだ。よく見えなかったけど。

というわけで、ご興味がありましたら是非、この「ストーカー」も併せて観るとより楽しい、かも知れない(観なくても十分楽しいし、「ストーカー」自体は全く楽しい映画ではない。美しいけど)。

最後に特筆したいのは音楽。兎に角音楽が良かった。

デペッシュ・モード、ボウイ、キュア、エコバニ…しかも、有名曲だけじゃなくて、けっこうコアな曲も選んでるし、現代的にアレンジされたカヴァーも織り交ぜてバランスをよくしているあたり、凝っている。

クレジットがボウイ&クイーンの「Under Pressure」ってのも粋だよね。

この曲はたまたま、同じスタジオにボウイとクイーンがいて、じゃあ曲でも一緒に作ってみようかと言って作った曲(とクイーンが言っていた)なので、PVにはボウイもクイーンも出演していないんだけれども、凄い名曲だと思う。歌詞もいい。

で、残念ながらOSTを観たら、全曲収録されているわけじゃなくて、だいぶ、欠けてる。全リストはどうやら下記の模様。自分で集めるしかない(笑)

Atomic Blonde (2017) Music Soundtrack - Complete Song List | Tunefind

まあ、権利関係がだいぶん大変だったようです。

あと映画ではカヴァーが使われているのについても上記リストはオリジナルの方。

ところで、映画、生々しいアクションが素晴らしいなと思っていたら監督さん(David Leitch)、スタントマンなんですね。

監督業はほぼコレが初(長編)。次回作はデッドプール2だそうです。

うーん、どうなんだろう。この人、音楽と女性の足フェチだと思うんだけども、デッドプールか……

今回も全然関係ないタルコフスキーの話とかして長くなったのでこの辺で。

タルコフスキーは日本人気ほんと高くて、「スキスキタルコフスキー」なんていう舐めてるとしか思えない本も昔出てたくらいなんだけど、こうして映画の中に登場するところを見ると向こうでも人気(そらそーだ)

今度こそ「ノスタルジー」を観たい。

V6 "The Ones Tour" コンレポ Sep-Oct. 2017

昨日書いたコンレポがさくっと消えたので、ブログって本当に…!!
と思いながらざっくり書き直す。

参戦は4回。おともだち4人いたおかげ!じゃなかった3人だよ。私入れて4人。

9月17日宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
10月6~8日横浜アリーナ

の計4回!

2年ぶりのコンで、20周年のとき、動員数が多すぎて、ステージを極限まで削って観客入れましたって言ってたんですけど、今回はさらに5万人増!

というわけでステージセットはさらに極限まで(以下略)

よく踊れるな!(センステ狭ッ)

そんなステージをところ狭しと、あ、本当に狭いんだけど。
いや、それはいいんだ、兎に角駆け巡り、踊りまくり、歌いまくり、さらにはトロッコ”出ましたジャニーズ!”を駆使して後方ファンまで痒いところに手が届くファンサっぷり…

痒いところって私たちですけど~。
目の前、トロッコ通りましたけど!
すっげえな、ほんのすぐ傍で見るV6!

イケメン超えてた。
顔小さいし(近くても遠近法狂ってるんじゃねえかって小ささだよ)
おめめ大きいし(岡田くんの顔はだいたいおめめで、後は鼻です)
スタイルいいし(イノッチの身体はエロいです)
顎裏の美しさ、腰まわりの衣装の皺の美しさ、どれを取ってもパーフェクトでした。
6人全員。

歌上手いんだ、これがまた…。
私ね、ずっと、洋楽派なんですよ。
今も洋楽派ですよ。
正直、自分で曲作ってないやつのライブなんか絶対行かねえって言ってましたよ。
そういう問題じゃないんだってV6に教わりました。
曲を作る作らないじゃない、真摯に歌うってコレなんだなって。
心に響くってコレなんだなって!

もう泣くもんね。歌だけで。
冷たい雨に降られた日も、って歌詞でウワーッて涙こみあげたのは、宮城が台風でグッシャベッチャに濡れたからでも、横浜初日が豪雨で宮城よりも濡れたからでもないんですよ。
いや、確かに濡れましたけど。
そうじゃなくて、本当にこの人たち寄り添ってくれる!つらいときにこの人たちの歌声が助けてくれる!って思えるんですよ。

どうせジャニなんて口パクだろと思っている人はぜひV6のライブを見て頂きたい(WOWOWでやるから)。
ナマ歌っすよ。
メンバーが吹きださなきゃ、ファンのあたしだって口パクだろって思うっくらい上手いときもある(怖)
あれだけ踊ってあれだけ歌う。

そう。
キレッキレに踊るんだ、これがまた。
今回はほぼほぼアルバム曲中心だったんで、当然バラードなんかも入ってるんですけど、踊る。
キレッキレに踊る。
このキレッキレに踊るってのは、すなわち、メンバーの周囲に多分真空状態発生してて、カマイタチ出るって意味でのキレッキレだから!

ダンスと歌でファンを囲い込む、まさにカッコイイとありがとうの連続技。

今回個人的に出色だったのはBeat of Life。
生ジガジガを聴ける日が来るとは!しかもアレ、メンバー全員ジガジガってるのね!
あと、ボク、君、なんとか(忘れたのか)はライブで聴くと泣けますなあ。なんかもうみんなの幸せを祈っちゃう曲だよね。
NeverとCan't get enough、Round and Roundは間違いのない名曲。大好き。
刹那的ナイトは見せ方のバリエーションがスゴい。まさかの檻プレイ。
見せ方と言えば、ステージ狭くても、セットが少なくても、見せ方は無限に広がる的な感じでしたね。
もう何が映像で何が映像じゃないのかわからないってとこまで行ってます。V6進化してる。
あと、そうだ、マニアックはCDだと全然よさがわからなかったんだけど、ライブで聴くと最高。
それからGet NakedのカミセンダンスはR18.
アレをWOWOWさんが果たして流してくれるのか期待しかない。
自撮りをステージいっぱいに広げたスクリーンに映しながらのダンスってのはいいですなあ。
カミセンそれぞれの自撮り、個性が出ていて大変良かった(かわいかった)。
あとCloudy Sky。やっぱ曲最高。歌詞がかえすがえすも惜しいけど(なんなんだあのやっつけ仕事は…秋元ー!!!)、曲はほんっと最高。ダブルアンコをこの曲で締めてくれたのは嬉しかった。ライブ後もあの曲が耳に残って、まだ旅の途中にいる気分になれるから。

一方、メンバーの様子はいつもどおりおかしい。
笑えるっていうより、挙動不審って意味でおかしい。
特に岡田くんと坂本くんは正反対に挙動がおかしすぎて見飽きない。
岡田くんのグッチ雄三のモノマネ、アレはきっとゲリナフで手に入れたファルセットボイスで遊んでたら生まれてきたブツだと思うんですけど、全然似てないので、是非、木村大作さんに披露したってください。
坂本くんはスクリーンでメンバーがMCやってるの見て笑ってないで、直にメンバー見るか、ファン見てください。
あと、剛くんと健くんは岡田くんの挙動をファンが甘やかしたせいだって言ってましたけど、違います。あなたたちが甘やかしたおかげであんなに可愛く育ってありがとうございます。
私は岡田担ですが、グッチ雄三のモノマネを4時間観てられるなんてことは冗談でも言えません。剛くん…甘やかしすぎ!可愛い。
そういえば、岡田くんの産毛を一生懸命撫で付けてあげたり、剛君の前髪がはらりと落ちているのに対して「だからあのワックスはゆるいって言ったでしょ!」ってプンスコしている健くんは、いつでも付き合いたての彼女みたいだなあと思いました。可愛い。

健くんの優しいキッスと甘い言葉でシメるまで、3時間はないな、2時間半ちょいかな。
2年越しのライブ、堪能しました。
明日からまた頑張ろうって思いました。

ところで、今日、オーラス。台風の中、静岡で行われたコンレポ読んでたら、読んでるだけで泣けてきました。

V6って、凄いね。
ホントにV6のファンになって良かったなあと幸せ噛み締めながら、うちわとペンラをちゃんとしまいました。
また来年!
お願い、来年!!(懇願)