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イムデベ!

個人的偏見と傾向による映画・音楽・本紹介&レポ

坂本昌行ソロコンサート「One Man Standing」@オーチャードホール 6th Feb 2016

ライヴ・コンサート

 坂本くん初のソロコンサートにして、ジャニーズ初のミュージカルコンサート、行ってきました。

ミュージカルコンサートって、つまりミュージカルの曲だけを歌うコンサートということになるんですが、ツイッターで演出家の人は、ハリー・コニックJr.がベガスでやっているようなショーにしたい、と言っていました。

 

 しかし,たった3日間計4回公演はいくらなんでも少なすぎ。

 お初尽くしということで、守りに入りすぎたかな。とにかくチケット入手困難で、ファミクラに入っているお友達と協力してようやく1回だけ入れたのがラッキーくらいの状況でした。

 次回はもうちょい長く、たくさん、公演やりましょう。

 せっかく興味を持ってくれたV6ファン以外の人たち、たとえばミュージカルファンで坂本くんの歌声が好きだとか、ワンディッシュで坂本くんの歌聴いてみたいと思ってたとか、いきなりジャニーズのコンサートに行くのは敷居が高いにしても、ソロコンだったら行ってみたい、そういう人たちがたくさんいると思うんだけど、たぶんというか、まあ確実に全然観られなかったと思う。

 

 私は2013年からのファンなので、坂本くんのミュージカルはOn The Townしか観たことがないんですが、ミュージカルは昔の映画から最近の映画までよく観る方なので、普通に楽しみました。

 坂本くんの声は甘くて優しいうえに声量があるので、聴いてて非常にリラックスできるんですが、その一方で踊りはエロいんですよね。

 エロとしかいいようがないから、エロって言っちゃいますけど、セクシーとは違うんですよ。セクシーって安っぽい気がするのね。もっとお高い感じのエロ。エロティシズムって言ったほうが日本語的にはいいかもしれない。日本語じゃないけど和製英語的な意味で。

 もともと生まれもったきれいな身体と、日ごろ鍛えたダンスが合わさるとなんでこんなにエロくなるのか。そこが坂本くん最大の魅力だと思うんですけど、踊ってないときはなんかちょっとかわいい感じ。踊り始めるとまるで別人。

 6人で踊っているときとはまた違う坂本くんのゴージャスな、大人の世界にひたれる2時間でした。

 個人的にはRENTの曲がいちばん好きだったかな。

 あと「ラブミーテンダー」。これは英語で是非とも歌って欲しかった。

 全部ね、日本語訳で歌ってたんですけど、坂本くんの英語ってすごく素敵なんですよ。発音がエロいの。そうか、これもまたエロなんだな。兎に角Lの発音がいいんだよね。

 違う曲で「honestly love you」って歌詞があったんだけど(題名も一緒か?)、素晴らしかったね。Lが。

 私、坂本くんのLが好き。

 

 マニアな話はさておいて。

 

 ちょっと勿体なかったなーと思うことが2点。

 

 1つは演出がいまいちまとまっていなかったこと。

 タイトルが「One Man Standing」だから、てっきり坂本くんが一人で歌いあげるものだと思っていたのですが、ダンサーさんも、シンガーさんも多かった。坂本くんなしで女性だけが歌うときもあったしね。

 坂本くん、一人で成り立つ世界だったと思うんですよ。シンプルに彼の歌唱だけで良かったんじゃないかなとすごく思いました。

 途中、いくつかのミュージカルの場面を再現しながら歌ったんですが、それをやられると、ダイジェスト版を見ている感じでとっちらかっちゃう。

 ミュージカルナンバーをひとつの曲として歌うというコンセプトで観たかったなあ。

 客いじりも良かったとは思うけど、ちょっと中途半端だった。ショーなんだからもうちょっと踏み込んでもよかった気がします。笑いがね、もう一歩だったんですよね。

 有名なサウンド・オブ・ミュージックの曲「You are 16, going to 17」を使って森田くんネタで落とすってのは面白いけど、せっかくだからワンフレーズじゃなくて全部聴きたかったな。落としたあとでフルでやっても良かったように思う。すごく有名な曲だし、楽しい曲だから。選曲にこの手のかわいくて誰もが知ってる曲が足りなかった。

 MCも音楽プロデューサ(なのかな)の羽毛田さんの話が多くて、観客的にはポカーン。すごい人なんだよ!と力説されても、ねえ…別に音楽プロデューサを見に来たわけではないので、そういう話はそれこそパンフレットでも用意して書いておけばよかったんじゃないかな。

 あと、森田くんの映画をいきなり宣伝したのも、???でした。事務所の意向なんでしょうけど、違和感が大きかった。あれ、ミュージカルじゃないし…。

 

 もうひとつは坂本くんが凄く反省しちゃったこと。

 たかが、と言っては悪いのかもしれないけど、歌詞を忘れてしまったことについて、全部吹っ飛んで歌えませんでしたとかなら兎も角、ワンフレーズくらい、わざわざ言わなくていい。

 1回目の忘れちゃった、は良かったけど、2回目の忘れちゃったは本気で本人が悔しがってたし、反省してますってなっちゃったし、実際、次の日に悔しくて眠れなかったって言ってたらしいけど、観客からしたらたかがワンフレーズなんですよ。

 ミュージカルだったら台詞抜けになっちゃうけど、コンサートだから、そんなに気にすることじゃない。というか、気にしないで欲しい。完璧な歌詞を聴きに行っているわけではないんだから。

 客としては、素晴らしい歌声と踊りが見られればそれで良くて、歌詞抜けちゃったねはちょっとした笑い程度で済む話じゃないですか。

 それを本人があそこまで気に病んじゃうと、こっちも気になっちゃって、心配になるし、眠れないほど悔しいまで言われたら、私たちが観たコンサートは彼にとって黒歴史なのか?って思っちゃうじゃないですか。

 これはアイドルというジャンルの特殊性なのかなとも思ったんですけど、つまり、アーティストが自分の失敗を真摯に反省して、それを糧に成長していくのをファンが見守るみたいなストーリー性が、アイドルとファンの間にはあるじゃないですか。

 でもショーって考えると、そういう関係性って無いんですよね。

 兎に角、ショーはショーとして、パフォーマーは客を楽しませる。客は笑顔で帰る。それでおしまい。

 どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、土壌の違いなんでしょうけど、私的には、歌詞の間違いくらいどうでもいいじゃん、寝られないとかやめてくれ、と思ったのでした。

 歌詞忘れたら、いっけねって顔すればそれでいいんですよ。

 大事なのはそこじゃないってことに気付いて欲しい。

 

 ショーなんだからそのとき観客が楽しめればそれでいい。

 私は十分楽しんだよ!

 素晴らしい舞台ありがとう!!

 色々、言ったけど、総じてうっとりするような歌声と、エロティシズムあふれるダンスが最高でした。

 次は是非、もっとたくさんの公演を!

 限られた観客だけじゃ勿体ないですよ!