デヴィッド・テナント祭り~GO!GO!L.A. (LA without a map) (1998)
タイトルからして駄目そうだけど、
当時、ヴィンセント・ギャロが日本で大人気だったからか
日本公開はちゃんとされたこの映画。
おかげさまで字幕有りのDVD鑑賞。
ありがたい。ありがたいけどさ、もっといいテナント作品あるんだけど!?
ともあれ、ラブコメ。
しかもこのギャロが絶頂だった頃って
なんというか内輪ネタというか、サブカルっぽさというか、
俺にはわかるぜ、おまえにはわかんないだろ
的な映画がいっぱいあったなあって思い出した2021年。
今になってみると、全然、笑えない。
信じられないくらい豪華なカメオスターがちりばめられてるんだけど
だからなに?
って感じだし、
イギリスで葬儀屋やってる青年が旅行できたアメリカ女優の卵に一目ぼれしてLA行って痛い目に遭うなんて、いくら脚本家の実体験でも捻りが無さすぎる。
テナント演技力無駄使い度は星5つ。
というわけで、若テナントを拝みまくるというという一点のみで、
テナント美人度 ★★★★★
但し、歯と目をひん剥く度合いは今よりすごい(笑)
話していないときの美貌は、脳がバグる。
目の大きさが人の倍以上あるのに顔が小さいからひとりだけ作画が少女漫画。
テナントお着替え度 ★★★★☆
キルトが無いのでマイナス1
上半身ラのときの脇腹のぽにょが可愛い(服じゃない)
墓地で働いてるときの全身黒づくめオールバックが万歳三唱。これだけで星5つだった。
お着替えは沢山あるがLAでのお着替えはアレでソレ。
おまいら、わかってねえ!テナントに着せる服はそれじゃないんだ!
ところで、私の持ってるDVD,無駄にデラックス版なんですよ。
特典映像で日本のトレイラーと海外トレイラーとあるんですけど、
見比べて笑っちゃうのが、海外トレイラーはちゃんとテナント主演なんだけど
日本トレイラーはギャロ主演に見せかけてます。
これは大変な詐欺ですってくらい(笑)
これ、ギャロ目当てで見に行ったひと、怒っただろうな。
あとインタビューなんかも入ってて、共演の女優さんが、テナントを
「すごくプロフェッショナルでどんなときでもすぐ演技に入れる」
ってベタボメしてるのに、テナントは共演の女優さんについて、
「彼女に会ったときほっとしたよ。ハリウッドの馬鹿な女優って感じじゃなくて」
という英国的、上から目線が炸裂。
LAでの撮影についても、
「どこで撮影してるのかよくわかんないんだよね。
あー、ハリウッドの看板は観たよ」
と、実にどうでも良さげに…わかった。ハリウッド嫌いなのはわかった。
ちなみにこの映画はフランス・UK・フィンランド合作。
ミカ・カウリスマキ監督作品なので当時はけっこう話題になったものと思われるけど、今になってみるとなかなか空虚感が著しい映画になってしまっている。
これはオンタイムで観なきゃいけないやつだ(たぶん)。
IMDBのトリビアによればミカ・カウリスマキ作品では一番金かかってるそうで…そうなんだ。ジョニデは一銭も貰ってないって言ってるし、この頃のテナントのギャラってドクター前だから相当低いだろうし、無駄に豪華キャスト出しすぎたんだろうなあ。
カメオ出演している豪華キャストを見つけ出すのも楽しいかもしれません。
でもまあ、テナントの葬儀屋コスだけでお釣りくるよ。
トレイラーが見つからなかったのでこの映画のテナント詰め合わせ的動画をリンクしておきます。可愛い。そばかすプライスレス。