ボヘミアン・ラプソディとマイ・ジェネレーション(2)
というわけで「マイ・ジェネレーション」ですよ。
これはもう、公開をずーっとずーっと待ってて、向こうじゃメディア化されちゃって
もうだめだ、日本公開ナイ…って思ってたらいきなりの日本公開でハッピー!
「ボヘミアン・ラプソディ」も後押ししたのかな?
ちなみに本家ポスターのほうが断然カッコイイ↓
ケイン様のカッコよさが時空と次元超えてる。
筋金入りのケイン様ファンなので、最早ケイン様カッコイイ以外に何も要らないと思ってるんだけど、どうなの。カッコイイよね。昔も今も超絶…クッ(とけつ)
すみません、小学生のときからケイン様が好きなのでちょっと興奮しすぎて。
えっと、なんだろう、何の話だっけ。
マイケル・ケイン様知らないって人は、ノーラン先生のバットマンシリーズでも観てください。あの執事だよ!!(キレ気味)
クッキー缶を抱えて、坊ちゃま(ウェールズの暴れん坊)をじんわりなだめるあの執事様でございます。もうおまいが執事してくれるなら何でも言うこと聞く…
じゃなくて、「マイ・ジェネレーション」。
これ、ケイン様の青春時代であり、いまや伝説ともなったスィンギング・ロンドン、60年代のドキュメンタリーです。
当時のフッテージも盛りだくさん。今のインタビューも盛りだくさん。
それを昔のケイン様と今のケイン様が軽々時空を越えて案内してくれるという神企画。
画面の素晴らしい切り替わりのセンスと、音楽のチョイス、そして貴重な映像の数々と当時のロンドンの熱にやられること間違いなし。
これ観ると、ファッションから何から真似したくなるよ。ツィギーにマリアンヌ・フェイスフル。今観てもめちゃくちゃ可愛い、かっこいい!
特徴的なのは、コレ、60年代リアタイの人が懐古主義に観る映画ではないんだよね。
若い人から熟年世代まで、誰が観ても元気をもらえる。
というか、ケイン様に発破を掛けられる。
何をぼやぼやしてんだ、世界を変えようぜ!!
そんな勢いに満ちた映画です。ぜひ。世代じゃないひと、ぜひ。
特に10代、20代に観て欲しいなあ。これだけ若者のエネルギーが世界を変えたことがあるんだってことを知って欲しい。
で、その変化したあとのロンドン、70年代が、実は「ボヘミアン・ラプソディ」の舞台のロンドンなんですね。
「ボヘミアン・ラプソディ」で出てくるロンドンのまだ熱の残っている、でもちょっとトーンダウンしている雰囲気に合点がいく感じがします。
全体的にはトーンダウンしかかってるんだけど、音楽はまだ元気。というか、60年代で得た自由を、もっともっとと追い求めている時代だったのかも知れません。
フレディの恋人が勤めていた洋服店BIGIも「マイ・ジェネレーション」で往時の姿を見ることができます。あの服屋がただの服屋ではなかったことも(大人気の観光地だた!)。
60年代、音楽としてはビートルズ、ローリング・ストーンズが活躍していた時代ですね。モッズとかパンクスもかな、ロックが時代を席巻し始めた頃です。
しかし、当時、ラジオではロック禁止!
そこでパイレーツ・ラジオ(勿論違法!)が海からロックを24時間放送し始めたのもこの時代。「マイ・ジェネレーション」では当時の姿を見ることができます。
これについては「パイレーツ・ロック」という素晴らしい映画がありますので、是非。
フィリップ・シーモア・ホフマン、ビル・ナイ、それに「300」のアスティノス役のトム・ウィズダムが出演していて、非常に爽快な映画です。
そういえば「マイ・ジェネレーション」ではローリング・ストーンズのとんでもないデビュー秘話をポール・マッカートニーが暴露してますぜ(ファンの間では有名な話なのかな?)。
今度、ケイン様の映画紹介記事を書くことを心に決めつつ…マイ・ジェネレーションもボヘミアン・ラプソディと並んでロングランヒットになりますように(祈)