2022年総括
覚えている限りで2022年に観た映画・ドラマ,読んだ本・聴いた音楽等を総括してみました(漫画は多すぎるのでおすすめしたいブツのみ).
自分用のメモみたいなものなので,非常に身勝手で率直な感想や評価をつけています.
それでもいいよーという心が太平洋な方向けの記事です.
本
1位「喜べ、幸いなる魂よ」佐藤亜紀
ぶっ飛んだ。あまりのことに即読み返した。
世界とは何か、ひとの魂とは何か、といった命題を、舞台である18世紀の時代背景の上にぶん投げるスタイルのヤネケと巻き込まれ型のヤンが、子供時代というエデンの追放から、ヤネケによる女性だけのエデン再構築を経て、時を重ねていく。
美しくもあり、面白くもあり、あちこちに隠された深読みさせる部分もあり、読書好きな人には絶対勧めたい。
ところで、どうしてこの小説が騒ぎになっていないのか不思議でしかたない。賞のひとつやふたつ取っても当然だよ、これは。
読むときにはぜひとも帯に書いてあることは読まずに剥ぎ取り(おおむね帯に書かれているのは碌なことではないうえ、帯のせいで表紙の絵の重要な部分が隠れている)、貪るようにページをめくることをお勧めします。
続けて何度も何度も読み返す幸福感を得る小説に久々に出会った。
#賞取りましたね!!
2位「Xという患者 龍之介幻想」デヴィッド・ピース
芥川龍之介の生涯を本人と周囲の人々、芥川の物語の登場人物などに分解して再構築するという離れ業が見事。
読んでいて迷路を辿りながら、時には小さな覗き窓から芥川の生活を見たり、歪んだ鏡に映し出された芥川の心情を見たりしているような気持ちになった。
いくつものフィルター(著者の概念や翻訳のまた翻訳…)を通すことで却って芥川像がくっきりと浮かび上がるときもあり、実に不思議な感覚。
3位「フランキスシュタイン : ある愛の物語」ジャネット・ウィンターソン
フランケンシュタインとドラキュラという古典名作が生まれた有名な夜をスタートに、当時と現代の二つの世界で同じような物語が愛と魂と体の3軸で展開する。
表紙を見て、え?これ本当にジャネット・ウィンターソン??と面食らったが、中身はさすがのウィンターソン。
優れたストーリーテラーとして読者の興味を最後まで引き付けつつ、静かでいて過激な問いを繰り出してくる。
脳のアップロードによる不死の世界はグレッグ・イーガンらが既に書いているので目新しさはないが、そこにセックスボットをぶち込んでくるとは…面白すぎる。
いつもは3位までだけど、今年は5位まで。
4位「異常 アノマリー」エルヴェル・テリエ
純文学xサスペンスxSF。
信頼できる賞として個人的2位のゴンクール賞受賞作品(信頼1位は高校生が選ぶゴンクール賞)。
まずは余計なことが書いてある帯とカバーを外してから読むことをオススメしたい。
中身何も知らないで読むのが吉。
最近はネタバレしてない小説は読めない人が多いと聞いたが、そういう人には全く合わない小説だと思う。
1/3読んでも何の物語かさっぱりわからない五里霧中の読書体験を楽しめる人向け。
ほんのひとつのアノマリ(異常値)が世界を変える、思考実験として読んでも面白い。 内表紙の方がデザインが良い。
5位「金の仔牛」佐藤亜紀
佐藤亜紀の著書なのに、元の出版時に気付かず、遅れて読了。あともうひとつ、「吸血鬼」も読み損ねていることに気づいたので慌てて購入した。なんてこった。
18世紀の世界初のバブルに湧くフランスを舞台に不穏な取引の網をかいくぐる頭脳戦を背後に隠した異色のボーイミーツガールもの。
邪悪な者たちのありとあらゆる妨害を切り抜けつつ、真の宝物を手に入れるストーリー展開がクラシカルな寓話を彷彿とさせて、子供の頃の読書体験を思い出しつつ、ワクワク楽しい気持ちで読んだ。ニコルが最高。
以下、読んだ順。お勧めの本は画像付き。
「クイーンズギャンビット」ウォルター・ディヴィス
孤児の少女がチェスの世界で天賦の才を発揮して成長していくストーリー。
明確で読みやすい展開と面白さ。
驚いたのは著者が男性であるにも関わらず、かつこの小説が発表された80年代という時代にも関わらず、女性であることで被る不平等とそれに対する怒りを細やかに描き出していること(日本ではいずれも未だに不平等の存在を認められてすらいないが)。
男たちからのけ者にされ、軽くあしらわれ、全てに女性という冠詞を付けられても、くじけず立ち向かっていく主人公が頼もしく、喝采を送りたくなった。
「アインシュタイン 時をかけるねずみの大冒険」トーベン・クールマン
表紙だけ見るとアインシュタインの伝記絵本に思えるかもしれないけど、とんでもなく頭の切れるネズミの大冒険物。
大人が読んでも面白いし、ハラハラドキドキする。ネズミが可愛い。
「ウッツ男爵 ある蒐集家の物語」ブルース・チャトウィン
大好きな「ソングライン」の著者の小説(チャトウィンの小説って他にない気がするんだけど)ということで、「ソングライン」を読んだ時に読みたかったもの。
しかし当時は邦訳されておらず、やむなく原著を買ったが非常に読みづらく断念した。
薄いからいけると思ったんだけどなー、本当に読みにくかった。
ところがいつの間にか邦訳が出ていて助かった次第。
しかも池内紀氏!英文翻訳は珍しい(と思う)が、池内氏らしいリズムのよい翻訳と、品の良いクラシカルな物語で読んでいて心地よかった。
マイセン収集家という殻が内側に隠しているものを薄っすら見せる構成が素晴らしい。とは思うものの、この手の行間を読む類の小説ってどんどん無くなっていくのだろうなとも思う。
「自律神経を整える ゆっくり健康法」小林弘幸
いわゆる実用書で、文字通り仕事中に実用必須なので常に机の上に置いてあって、自律神経が乱れそうになったら読むようにしていますが、上司がクズだと乱れるものは乱れますなあ。
「輪廻の蛇」ロバート・A ・ハインライン
短編集。6篇とはいえ、最初の1篇がほぼ半分を占める。
SFの大家による昔の作品を今、初めて読むとだいたいのネタが使い古されてしまっていて、冒頭から最後が推察されてしまうという問題がある。
最初にハインラインが執筆したときは、おお!ってみんな熱狂したと思うので、その熱狂が味わえないというか、既にしゃぶりつくされたあと読むとちょっとがっかりなことになる。 とはいえ、「輪廻の蛇」と「歪んだ家」は今読んでも面白い。
「元彼の遺言状」荒川帆立
同タイトルのドラマが面白かったので調べたら原作が全然違うというので興味を持って読書。
著者が実際に弁護士ということもあって、現代のキャリア女性が直面する憤懣やるかたない状況描写がリアルだった。
多少、漫画チックなところはありつつも全体としてはストーリーも登場人物のキャラクターもしっかりしていて楽しめた。 確かにドラマは全然違うけど、ドラマの方は、原作の登場人物の性格を上手いこと継承したなあと感心。
「脳は世界をどう見ているのか:知能の謎を解く「1000の脳」理論」ジェフ・ホーキンス
「考える脳 考えるコンピューター」のジェフ・ホーキンスが約15年の研究・実践を経て出版した新たな大脳新皮質に関するアイデアとその応用について述べた本。
第2部までは非常に素晴らしい(特に座標系のアイデアと、階層概念の撤回)
だがしかし、第3部からは何故か非常に偏った主張が続き、本著で主張している脳ともほぼ関係ない記述が続く。第3部は読まなくて(読まない方が?)いいかと。
「消えた子供 トールオークスの秘密」クリス・ウィタカー
展開が非常にありきたりのミステリー。
詰まらなすぎて最後まで読むのに苦労した。
登場人物の描写がいずれも浅く、出てくる人物全員が同じレベルで頭が悪いため苛々する。率直に申し上げて時間を無駄にしたというのが感想。
「ブックショップ」ペネロピ・フィッツジェラルド
登場人物は全員不愉快極まりなく、主人公すら不愉快な性格であるということ以外の人間性を持たない。
全部読み終わって、作者は機嫌が悪かったのか?と首を捻る以外になすすべなし。なんだこれは。
そもそも主人公が、さして読書好きに思えないというところが致命的。
2022年の最不快読書体験賞。
だいたい1月1冊くらいのペースで小説多めに読むようにというのを自分で決めているので、守れてていい感じかなと思っています。
年齢を重ねるごとにどうもノンフィクションだとか解説本だとかが多めになってくることに気付いたので、無理にでも新しい小説を読んで脳を活性化したい。
映画(劇場・配信・DVD)
面白かったブツには予告編貼り付けてますけど、基本的に日本の予告編はネタバレが多いのでお気をつけください。
1位「燃ゆる女の肖像」
娘を結婚させるために肖像画を描かせたい親が、画家に絶対に顔を見せようとしない娘に業を煮やし、当時としては珍しい女性の画家を呼んだことから始まる運命の恋。
映像の美しさもさることながら、絶妙に張り詰めた空気感、許されない恋に落ちたふたりのやりとりが胸に沁みる。細部まで理想の映画と言ってもいい。
2位「プロミシングヤングウーマン」
重い衝撃を食らった。予告編で「復讐エンターテイメント」なんてふざけたコピーを入れたやつはこの映画を見ていないか、理解できなかったかのどちらかだ。
この世界で私たち女性がどういう扱いを受けているかこれほど明確に描いた作品は無いのではないか。
主人公ひとりの話ではない、これは女性誰もが色々な形で体験してきた話だ。
#非常に重いので注意。私はしばらく立ち直れなかった。
3位「HELLDOGS」
3年ぶりに映画館で観た&今年唯一映画館で観た映画なのでちょっとおまけもつけて3位。
過去の事件で警官からドロップアウトして復讐の鬼と化した男が再び警察組織に見込まれてやくざの世界に潜入捜査官として潜り込むという、ありとあらゆる意味で
ツッコミどころ満載
の物語なんだけど、雰囲気重視で見れば、まあそれはそれで・・・みたいな感じで観るのが吉。
たぶん、原田監督が描きたかったのは「岡田准一ってこういうエロスなんだよ!」であり、そこは十分に伝わった。
あと、狂気の潜入捜査官x狂犬ヤクザのラブストーリーなんだと思うんだけど、そこもなんとか、ぎりで伝わった。
でもそれより北村一輝のバタフライ一丁のランニングの方が強烈だし、
ヤクザカラオケのオペラシーンが異常に長いし、
MIYABIの演じるキャラは漫画キャラすぎてちょっと笑った。
まとめると、岡田准一のエロスが拝めるのは珍しいのでそういう意味でよい映画だと思います。3位です。
以下、観た順番。オススメのはトレイラー付。
「告白」
復讐のために(どうでもいいけど私復讐の映画見過ぎなのか世の中に復讐の映画が多いのか)感情を削ぎ落とした主人公が一瞬戻ってきた人としての良心に膝をつくものの、それを凌駕する憎しみに、良心を自ら笑い飛ばすシーンが圧巻。
無茶苦茶重いし観たあとの気分が最悪な映画なのでおすすめはしない。
「ピーターラビット2」
いかにしてドーナル・グリーソンをボコるかに特化した名作。
うさぎは可愛い。
デイジーねずみも続投。
「モンスター上司」
上司ぶっ殺したいと思ったときに観ることをお勧めしたい。
ジェニファー・アニストンの怪演にブルった。
「テッド・バンディ」
ザック・エフロンはこの映画で何を見せたかったんだろう・・・
テッド・バンディのシリアルキラーに至る動機も狂気もなく、え?冤罪?とすら思わせてしまう構成の拙さ。
魅力的な部分を上手く演じたのは確かだけど、肝心のシリアルキラー部分を演じきれてなかった。
リリー・コリンズは可愛すぎてびびったインヴィジブル・タッチ。
「ガンズアキンボ」
ラドクリフは作品選びが上手い!
B級ならではのスピードとノリ重視、映像と音楽が最高にきまってる。
「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」
幼いときに迷子になって遠い異国で養子となって暮らしていた青年が自分の実の親を探しあてる実話もの。
ニコール・キッドマンとデヴィッド・ウェナムが養母と養父を演じ、主人公の青年を演じたのはスラムドッグ・ミリオネアの主演の子。
感動的で優しい仕上がりとなっているので安心してお召し上がりいただけます。
「イミテーションゲーム」
こっち界隈(ギーク系)では伝説の天才数学者にして暗号解読者でありAIの父であるアラン・チューリングの生涯を描いた良作。
英国のゲイに対する長く続いた迫害政策はチューリングのような天才をも失うことになったわけで、本当に酷い話としか言いようがない。
チューリングがいなければ今のIT社会はもっと遅かったかもしれないし、
チューリングがもし生きていればもっと違う何かが生まれていたかもしれない。
「僕の巡査」
ちょっと待って、誰、この夢映画作ったひと!?
アカデミー賞あげてちょうだい!
ルパート”アナザー・カントリー”エヴェレットとライナス”司祭”ローチが恋人同士って一度は夢見るシチュエーションじゃん!サンクスアロット!!
ライナスの若い頃を演じたハリー・スタイルズも良かったが、私的にはルパートの若い頃を演じたデヴィッド・ドーソンの色香が最高だった。
他の作品も観たいんだけど、基本的に舞台俳優さんなんですね。
「劇場版 呪術廻戦0」
原作も良かったけど、映像も良かった。
ぶっちゃけちゃうと本編より面白いんだよね。
「恋するシェフの最強レシピ」(再見)
何度見てもいい。
なんか明るい映画見たいなーってひとにお勧めのラブコメ。
「ロードオブザリング 1、2、3」(再見)
何度見てもいい。
なんかぶっこわしたいなーってひとにおすすめのイケメンコレクションファンタジー。
・・・いやだって、サー・イアンが言ったんだもん!
LotRの宣伝で世界中回るの最高、イケメンたちと一緒にいられるもんって!
ドラマ
日本モノと洋モノ、別にします。
日本モノ。
少なすぎて順位なし。
「キントリ スペシャル版」
小日向さんがカッコ良すぎて好き。
またレギュラー番組として復活してほしいけど出てる人たちが忙しそうだから無理なのかなあ。
「特装9」
新キャラの名前も忘れた男が中の人そのまんまのウザキャラでうざすぎて途中リタイア。
次のシーズンでは出ないことを心から祈る!
村瀬さん、カンバック!!
「元彼の遺言状」
大泉と綾瀬のタッグ+儚げ斗真がすごい良かった。
原作と違っててもいいじゃん。コレ。
大泉と綾瀬のコンビとしてシリーズ化してほしい。
「インヴィジブル」
ちょっとこっぱずかしい中二設定が回を追うごとに耐え難くなったので途中リタイア。
「霊媒探偵」
瀬戸くんが出てるところまでは良かった(最初の5話)が、その後は霊媒でもなんでもないただの色仕掛けで落とす女の話になって、面白くもなんともなくなったから途中リタイア。
何を見せられてるんだと思ったね。悪質極まりないミソジニー感あふれる展開。
「岸辺露伴は動かない」シーズン3
1、2と比べると怖さはそれほどでもなかったけど、ジョジョ世界は健在。
露伴先生、毎回最高のお召し物で登場されるので目の保養。
次は映画ですか。楽しみにしております。
洋モノ。
「80日間世界一周」がダントツ1位。
超おすすめ。機会がなくても無理やりにでも観てほしい。
ときめききゅんきゅんものがお好きなら「ハートストッパー」。
「BULLS」シーズン1
裁判コンサルタントとしてデータを駆使しまくり、エキスパート揃えまくりで裁判の行方を左右するブルズ率いるチームが活躍する話。
面白い設定だと思うんだけどなぜかきもちがのらずに途中リタイア。
「プロディガルサン」シーズン1
主人公の”放蕩息子”も英国ハンサムだが変顔がうますぎて非常に良い。
ストーリーも面白いし、年取っていい感じに侘び寂びが出たルー・ダイアモンド・フィリップス演じる苦労性刑事が不憫でとてもよい。
「リゾーリ&アイルズ」全シーズン
既に飛び飛びで最終話まで見たことあったんだけど、改めてアマゾンプライムでシーズン1から通して観ると、これがまたいい。
リゾーリとアイルズ、ふたりともかっこいいし、素敵だし、惚れる。
「ドクターフー」シリーズ4(再見)
ドナちゃん大好きだけど・・・やっぱこの最終回はドナちゃんに酷すぎる。
製作陣を往復ビンタしたい。
「ラグジュアリーシドニー」シーズン2、3
ドキュメンタリーのかけらもないような内容だけど、それはそれでまあ面白いです。
普段見られないラグジュアリー物件とシドニーの最高の景色が眺められる良番組。
「The Boys」シーズン3
シーズン1の数話しか観てないくせにジェンセンのためにシーズン3から見始めるという暴挙。
でも全然大丈夫だった!
ジェンセンが可愛い。とにかく可愛い。というクリプキの暑苦しい愛情がぎゅうぎゅうに詰まっているのでジェンファンにお勧め。
「SHERLOCK」全シーズン+SP+劇場版
めちゃくちゃ良かった。
今更言うなって思われるかもしれませんけど、本当に良かった!!
暴力的なワトソンだってもっと早く教えてよ。超好物(もぐもぐ)
「力の指輪」シーズン1−1
1話目だけで力尽きた。
ピーター・ジャクソンの世界は確かに顔のアップが多いもののどれも感情表現を見せるシーンであり、全体的には世界の広がりが素晴らしく、壮大だった。
残念ながらPJを外して(なんでそんなことした?)作ったこのシリーズ、最初の1話目、PJぽいカットを多用しながらも世界が狭く感じられるうえに、単調な顔のアップが続き、退屈が興味を上回った。
「オフィス」シリーズ1
妹が英国留学時にハマっていて観てみろ、すげえぞと言われていたので観た。
すげえ下品で驚いた。
「サンドマン」
不思議世界で非常に良かった。
1シリーズだけだと多分まだこのサンドマンワールドの端っこくらいしか齧ってないと思うので、次シリーズを楽しみに待つ。
「HEARTSTOPPER」
どきどききゅんきゅん英国BL。
大変誠実かつ丁寧に作られており、続きもあるらしいので非常に楽しみ。
「80日間世界一周」
どきどきハラハラどじっこ英国人の旅。
フィリアス・フォッグ(デヴィッド・テナント)が破壊的に可愛い上に、ストーリー展開もハラハラしすぎて息切れするくらいだったので、次のシーズンも楽しみ。
「彼女のかけら」
なんか暗かった。
暗澹たる気持ちになる。
「アレックスライダー」シーズン2
前回よりもアレックスのファイトシーンが減ったのが残念ながらも、まさかのトビー・スティーヴンス降臨!
これぞ英国!英国万歳!
トビー、美貌を保ってるじゃーん。可愛いぞ!
話もよくできていて非常に楽しいです。アレックスかっこいい。
「INSIDEMAN」
暗澹たる気持ちに(その2)。
CD/DL
基本CD買い。CD出してない場合と1曲しか欲しい曲が無い場合のみiMusicで1曲買い。
順位無し。
"EVERGREEN" / Type Two Error
The Cooper Temple Clauseのベンとキエランが組んで始めたバンド。
だいぶ前に結成はしたものの、ようやく本格始動。
アンニュイで薄暗い感じがたまらなくいい。ベンの高音も相変わらず美しい。
クーパー解散後のベンを執拗に探しまくり、えー、大学入学?フットボールのコーチ?ちょっと意味がわからない!!となっていた私としては、ベンのミュージシャンとしての再始動は嬉しい限り。アルバム出るそうです!!
ベンの夢は「日本にツアーで行くこと」”だけ”らしいので是非とも実現させたい。
"Man-Made Sunshine" EP / Man-Made Sunshine
Nothing but Thievesのフロントマン、コナー・メイソンのソロプロジェクト。
ロック好きの私的には少々ポップすぎるけど癒し系として聴いている。
"Wired and WIndburned" / Jesus Jones
ジザジョLOVE!
基本アンチ懐メロ派だけど、ジザジョはいいのだ。
"Stress Majestic" / Too Much Future
話せば長いんですけど、Colours of Fireという割と人気の出たロック寄りのバンドがありまして、それがたったアルバム1枚で解散して、理由が音楽性の不一致っていうか、ぶっちゃけた話がレコード会社から押し付けられただけでこんな音楽やりたくないもんってことでボーカルのオーウェンが作ったバンドがGrammaticsですごいよかったんだけどこれが全然売れなくてもう無理ですすみませんお金なくなりました続けられませんって言って解散してどこにいっちゃったんかなーと思ってしつこく探していたらいつの間にか結成していたバンドがコレでアルバムがコレ。
すごく好きな音楽なんだけどなあ。独特だし声も聴けばすぐにオーウェンだ!ってわかるんだけど。なかなか売れないね・・・なんで。顔が可愛すぎるのかな。
全力で応援したい。
"Kill Or Be Killed"
"ウィル・オブ・ザ・ピープル ジャパン・リミテッド・エディション[Blu-spec CD2+DVD]<完全生産限定盤>" / Muse
No Muse, No Lifeな私にとって待ちに待った新作アルバム!
ちうわけで先行発売シングルも単体買い。
"Kill Or Be Killed"は久々に号泣もの。最高。マットの久々の奇声が美しい。
でも歌い出しがいちばん泣ける。
グラミー賞にこの曲がノミネートされたんだけど、「メタル」に分類されていたのは謎すぎる。いつからMuseはメタルになったんだ。メタルじゃない。
"You've Always Been Here" / Jaded Hearts Club
Museのマットをベースに擁したいちいちメンツが豪華すぎるカバーバンド。Blurのグラハム・コクソン、元ラスカルズのマイルズ・ケインなどのゴージャスメンバーでやるカバー曲がこれまためちゃめちゃゴージャス。
特に、"Reach Out - I'll Be There"は元気出る!マットがベース&バックボーカルって(笑
ちなみにアルバムはマットで始まりマットで〆るぞ!
"サウンズ・グッド・フィールズ・グッド ~デラックス・エディション"
"5SOS5"
前者は昔のアルバム。品切れだったのがようやく手に入った。
後者は最新作アルバム。なんで最新作にバンド名つけるんだ。タイトル考えるの面倒だったのか。
とはいえ、サウンドはいつも通り美しく、80sを思わせる明るい軽さのあるメロディーで素晴らしい。
特に1曲目の「Complete Mess」は泣ける。
"If You Wait"
"Truth Is a Beautiful Thing" / London Grammar
去年発見したLondon Grammer。
聴き込むの忘れてた。聴きます・・・たぶん、どっちかが最新アルバムな筈。
"SAWAYAMA (DELUXE EDITION) -来日記念盤-"
"Hold the Girl" / Rina Sawayama
デビューアルバムと最新アルバム。
2022年に新たに発掘したアーティストはRina Sawayamaだけだったんだけど、これが大当たり。
歌詞も素晴らしいし、歌声は感情を直接揺さぶる系。
LGBTQ+への応援メッセージも含め、歌詞がまっすぐで、新しい世代の子たちの力に満ちた音楽という感じがする。
"ムーンエイジ・デイドリーム~月世界の白昼夢~ サウンドトラック" / David Bowie
買っておいたけど、映画の公開は3月(日本遅すぎる!!)なので聴かずにとってある。
"As Blue As Indigo" / Tigercub
新作アルバム。バンド構成も何も知らないんだけどすごい好き。これ、3枚目。
静かなようで存外早いリズムを刻む音楽とちょっとアンニュイな歌い方が大好物。
今回はなかでも"As Long As You're Next To Me"が歌詞も曲も美しくてどハマり。
舞台・展覧会・ライブ
ようやっと今年、現場に行けた〜!!
すごく嬉しいけど、まだまだモッシュが起きるようなライブに行く度胸は無いなあ。
少しずつ、安全対策を取りつつ、足を伸ばしていきたいです。
「Guys」@青山スパイラルビル
岡田くんがV6ファンのために自分が撮ったメンバーの写真を展示してくれた隅から隅まで優しさの詰まった展覧会。
泣いた。
「フォーエバー・プラッド」@有楽町よみうりホール
2020年に中止になった舞台のひとつ。
再々再演だっけ、今回が最後!と2020年に言っていたのが中止になったこともあって、今回、楽日のマチネに言ったら既に座長である川平さんが感極まっていて、こちらも胸がぎゅっとなった。
何度観ても楽しい舞台なので、川平さんが言うとおり、また奇跡の再演があることを祈ってます。
これの長野くん、末っ子感がすごい可愛いんだよね。V6では観られない貴重な末っ子感と、ソフィアの松岡くんのお兄ちゃん感にほっこりする。
あと、そうまさんが素敵すぎて恋に落ちる。
「バイ・バイ・バーディー」@KAAT
長野くんのコメディミュージカルということですごく楽しみにしていたんだけど、ものすごく残念な出来だった。
リハの時間が十分取れなかったのか、どうなのかわからんけど、長野くんをはじめ、みなさん歌のキーがはずれていて・・・つらい。
物語もバタバタしているだけで、うまくまとめられていなかった感じがする。
そこは脚本の問題なのかなあ。
元々のミュージカルはもっと楽しませてくれるものだと思うんだけど、今回のは女の子たちがきゃーきゃーうるさいだけになってしまった。
「Ken Miyake NEWWW Live Tour 2022」@東京ガーデンシアター、神奈川県民ホール
健くん初のソロライブ。
V6の不在を感じて泣いたファンは多いと思う。
そんなファンに寄り添ってくれたライブだった。健くん優しいな。
「建築家とアッシリア皇帝」@シアタートラム
岡本健一くんと成河さんの二人芝居。
二人の物凄い熱量に圧倒された。
あまりに凄かったせいか次の日おなか壊した。マジで。
「Trio」@よみうり大手町ホール
三宅くん他3名を中心とした朗読劇。
朗読劇ってこういうもんだっけ?くらい、台本を持っていることが不思議に感じるような普通の舞台だった。
製作者のひとりよがりな満足感がたっぷりの、がっかり舞台。
役者さんが勿体無い。
生で観たサヘル・ローズさんの美しさが際立っていて、そこだけは観に来てよかったなと思った。
2023年はそろそろコアラ国に戻りたい。
と思いながら本をたくさん読んで、映画もたくさん観て、舞台も行って・・・
あー、やっぱり、コアラ国か英国で舞台観たいよー!!