イムデベ!

個人的偏見と傾向による映画・音楽・本紹介&レポ

2018年総括

2018年総括

覚えている限りで2018年の映画,本,CD等を総括してみました.
自分用のメモみたいなものなので,非常に身勝手で率直な感想や評価をつけています.
それでもイイちうかたのみドゾ.
気に入ったやつには一応短いあらすじにもならない紹介文をつけてみました。



1.「あの日々のすべてを想い起こせ アンドレ・ブルトン最後の夏」ラドヴァン・イヴシック
2.「あまりにも騒がしい孤独」ボフミル・フラバル
3.「表面と裏面だけで編むニット」ベルンド・ケストラー


1位はタイトル通り、アンドレ・ブルトン最後の夏を回想する作家イヴシックの作品。これはイヴシック生前には出版されず(他のシュールレアリストたちの嫉妬が大きかったとのこと)没後に出版された。

ブルトンの最後を看取ったのが、シュール・レアリスムの長年の仲間たちのひとりではなく、晩年になって出会った詩人、イヴシックであったことにまず驚いた。シュールレアリスムがこういう形で終焉を迎えたのかということを、今、この年齢になって知って、奇妙な感慨を覚える。
私にとってブルトンの「ナジャ」は人生を変えた本のひとつだった。
「あの日々のすべてを想い起こせ」というタイトルに、想い起こすことが多すぎる。


2位の「あまりにも騒がしい孤独」はかなりの衝撃作だった。

チェコで古紙を押しつぶす仕事を生業とする主人公が見る美しい幻影と
グロテスクな現実。
すべてが圧縮されていく中で、グロテスクな現実すら美しく本に挟み込まれていく。
読む人を選ぶが(駄目な人は本当に駄目だと思う。注意)、
心をわしづかみにされるような感覚、衝撃がある。


3位はまさかの実用本なんですが、これはいい。

今までの編み物本には無かった斬新な編み図!
マジックみたいに、減らし目、増やし目なしに立体が編みあがる不思議さ。
これ、是非、初心者にもベテランにもオススメしたい本です。
編み図見るだけでもドキドキするよ!

次点は、
「虚構の男」L.P.ディヴィス
私が絶対的信頼を寄せる国書刊行会が「ドーキーアーカイヴ」として奇書をシリーズで出してたんですけど、その中の一冊。
これは、ほんとに面白い!!
すごい昔に書かれた本なんだけど、未来として設定されているのが丁度、今なのね。その辺も併せて非常に面白い、SFサスペンス。

以下は読んだ順。

「せなか町から、ずっと」斉藤 倫
巨大なエイ(だっけ?)の背中に(そうとは知らずに)作られた町で起こるちょっと不思議な短編集。おとなのための童話。癒される。癒されるのだが、なぜ私は「はらぺこおなべ」を思い出すのだろう…

「殺人犯はそこにいる」清水 潔
栃木の幼女連続殺人についてのドキュメンタリー。
普段、こういう本を読むのは野次馬根性であり、遺族に失礼だと思うので手を出さないのだが、今回、アマゾンがパクリドラマをやったときに、著者が遺族に失礼だと言っていたのを知り、この本は遺族が許可しているということから、読んでみて、本当に驚いた。
とんでもない話じゃないですか。
この本、ひとりでも多くの人が読むことが事件解決の力になるのではないかと思うので(著者もおそらくそれをねらって書いている)、読んでほしい。

「フォー・レターズ・オブ・ラブ」ニール・ウィリアムズ
アイルランドを舞台に男女が馬鹿な恋心で身を持ち崩す話(としか思えない)。読むと恋とか絶対しちゃ駄目だと思えるからスゴイ。
タイトルと中身がここまで合致しないとは。
ひとことで言えば、クソ本。

すばらしい新世界オルダス・ハクスリー
SFの古典。未来の世界、ひとびとは全員が瓶の中で培養され、身分を決められ、洗脳されて、それぞれの身にあった幸せを享受している。
そこに、自然に生まれた原住民の青年が現われ…
伊藤計画の「ハーモニー」に引用されている本なんだけど、これがブラックジョークのレベルが銀ヒチをはるかに超えてて、怖すぎて笑えない。
本気、怖い。

「ことり」小川洋子
この人がこんなに美しい本を書くとは思わなかったのでびっくりしたんだけども、社会に受け入れられずふたりきりで生きていく兄弟の美しく哀しい物語。

「お文の影」宮部みゆき
初!宮部みゆき!(多分)
日本昔話面白かった。ワンコの話が特に好き。

「エディに別れを告げて」エドゥアール・ルイ
執筆時20そこそこだった著者が綴る悲惨な半生と家庭(と地域社会)からの逃亡の記録。
これ、20世紀初頭設定かと思うくらいの悲惨な貧困エリアの話です。
フランスって今でもこんなことが現実にありえるんだね。
この作者は幸いにも逃げることができたけれど(実はかなり酷いことはひどいが、両親が彼を愛していることがそれを可能にしたと思う)、たぶん、ほとんどの子供たちが、貧困に生まれ、育ち、親と全く同じような家庭を築く繰り返しでこの地方は営まれているのだと思う。
徐々に貧富の差が激しくなってきている日本もひとごとではない。

「家守綺譚」梨木香歩
100年前くらいの日本が舞台の物語。設定が明治か大正かその辺だと思うんだけど(アバウトか)、主人公は若くして事故で死んだ友達の家に住む小説家。
部屋に飾ってある掛け軸から時折、その親友が現われて、次々に不思議なことが起きる短編集。非常に綺麗で、切なく、心地よい本だった。


「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル
心理学者の視点で描かれたナチの収容所での生と死。
胸が苦しくなる。

「ダーク・ジェントリー 全体論的探偵事務所」ダグラス・アダムス
みんな大好きダグラス・アダムスの探偵小説(?)がまさかの邦訳(今頃!)
爆笑間違いなしの皮肉たっぷり、主人公が登場するのはまさかの後半、まさに肩透かしの傑作。

「ダーク・ジェントリー 暗い魂のティータイム」ダグラス・アダムス
シリーズ2作目。1ページ目から大爆笑だが、その後の果てしない失速っぷりや、ぐだぐだぶりが、これまたアダムス。憎めない。
#が、読むのに時間が掛かった!!この本でそうとう時間ロスしたわ(笑)

「自律神経を整えるゆっくり健康法」小林弘幸
再読。
ものすごく乱れている感じがしたので。

「銀河ヒッチハイクガイド」ダグラス・アダムス
旅行に行くときに持っていく本(なのでまた旅行先で読んだ)

「デルフィーヌの友情」デルフィーヌ・ド・ヴィガン
この本の著者たる主人公の作家、つきまとってくる謎の女。
その女はゴーストライターを名乗り、主人公の書くものや色々なことに
口を出し始める…というサスペンス。
ポランスキーが映画化したので、映画と本と迷って、本を読んだが、
ウーン、なんか、これ、わかりきった展開だったなあ。イマイチ。

「15回目の昨日」クリスティン・テリル
タイムワープもの。
15回目の過去に戻るところから始まり、なぜ主人公が過去に戻り、
何をしなければいけないかが徐々に明らかになるサスペンス。
ちょっと子供向けっぽいけどさらっと読めるので暇つぶしに。

「横浜奇談新聞 よろず事件簿」澤見 彰
好きな漫画家さんが表紙を描かれていたので。
開国直後、元武士の主人公が、新聞社で働くポジティブなイギリス人と出会い、
奇談新聞の記事のネタに巻き込まれていく物語。
子供向けっぽいけど、これもさらっと楽しく読めるので暇つぶしに。

「フランス人は年をとるほど美しい」ドラ・スーザン
いやほんとにそうだよなーなんでだろうなーと思って読んだ(笑)
なるほどなあと考えさせられるところもあり、それはちょっとと思うところもあり。
勉強になりました。

「死に山」ドニー・アイカ
実際に冷戦時代、ソヴィエトで起きた未解決の遭難事件にアメリカ人の作家が挑んだ
ドキュメンタリーもの。
若者たちが登山の資格(当時ソヴィエトではたいへん重要な資格だったらしい)を
取るために挑んだ雪山で、全員が凄惨な死を遂げた事件。
今に至るまで何が原因で彼らが死んだのかはわかっておらず、ドニー・アイカーが
その謎を解く。
怪死に至る過程はかなり怖いし、謎解き部分はなるほどと頷ける。
いずれにせよ若者たちが命を奪われた事件であり、非常に痛ましい。

シドニー迷走紀行」ピーター・ケアリー
何度目かわからんけどまた読んだ。
コアラ国好きな人にはこの本を薦めたい。

「宇宙の果てのレストラン」ダグラス・アダムス
何度目かわからんけどまた読んだ。
銀ヒチでは二番目に好き(1番好きなのは3作目)

「好きな服だけ着ればいい」レイチェル・ロイ
タイトルからは驚くほど、どんな服、バッグ等などがあればよいのか
ことこまかに指南してくれる本。勉強になった(笑)

映画

1.「キングスマン2」
1.「ザ・グレイテスト・ショーマン
1.「ボヘミアン・ラプソディ

3作品とも1位だよ!!
今年は当たり多すぎ!


キングスマンは3回観た。

本当は5週連続で5回観る予定であったが風邪を引いた(悔しい)
1よりも更にマニア向けに良いデキバエである。マシューボンは神。


ザ・グレイテスト・ショーマンも3回観た。

まだ、観たい。
ついに!ついに!ヒュー・ジャックマンヒュー・ジャックマンたる真髄を遺憾なく発揮してくれる映画ができたという感じ。
ヒュー、良かったね!!ダンスも歌も、そしてめくるめく映像も、すべてが最高!

ボヘミアン・ラプソディは2回観たけど、たぶんもう1回観に行く。
事実と違うとか時間軸がとか、そんな些細なことはどうでもいい。
フレディ・マーキュリーという突出した、おそらく前例もなく、これからも
出ないであろう才能を持ったアーティストと、
その異彩を支えきった超テクのバンドメンバーたちの音楽の物語。
フレディの孤独や不安も描ききり、かつ、あの独特なバンド仲間の雰囲気も
しっかり味わえる、素晴らしい作品だった。
QUEENって大御所になってもやんちゃし放題で、メンバー同士が
いつも子供がじゃれるみたいに笑いあっている雰囲気があった。
それが実際にそうだったんだって観られるのは長年のファンとしても嬉しいし、
この映画をきっかけにフレディが亡くなってから生まれたような若い人たち
QUEENの音楽を好きになってくれるのも嬉しい。
フレディ、あなたがいなくなって随分経つけど、まだまだ私たちはあなたの声を
聴いていたい。

以下、観た順。ほんと良い映画が多かったね。

「BPM」
ビート・パー・ミニッツで、心拍数を意味するタイトル。
80年代、エイズが流行りはじめたときに、自分たちの命を守るため、
製薬会社や、エイズの本質を隠そうとする社会に立ち向かった若者たちの実話ベースの物語。
実際、あの時代にどれだけの偏見、恐怖を感じたか、リアルタイムで知っているだけに、最初のエイズ患者になった人々の悲しみ、苦しみに、胸をしめつけられるような思いがした。

君の名前で僕を呼んで
あのジェイムズ・アイヴォリーがイタリアを舞台にした映画の脚本を書く日が来るとは…あのひと、イギリスマニアかと思ってたよ(笑)
それはそれとして、イタリア版モーリス、でもないけど、やっぱラテンはエロスですね。
抑圧された情熱というよりは、迸っちゃってるもんね。
アーミー・ハマーのオトナのエロさと、ティモシー・シャラメのまだ少年らしさが残るあざといエロさが、なんとも嵌っていた。
続編はやっぱり時代的にエイズの話になってしまうのだろうか…避けては通れないけれども…

「モーリス 4K版」
久々に美しい、本当にこの美しさは再現できないなという美しい画面を
堪能してまいりました…。
特にヒュー・グラントの美しさは神がかっているのでもし未見の人いたら
観てください。観た方がいいです。
オススメは自動ピアノの楽譜の箱を漁っているヒュー・グラントです(マニア)

「ピーター・ラビット」
ピーター率いる悪のうさぎ軍団が隣に住むドーナル・グリーソンをボッコボコにする痛快映画。
ドーナル・グリーソンをボッコボコにしたいという願いは、おそらく世界共通の
ドーナル・グリーソンに対する愛であり、
エクス・マキナからスターウォーズ最後のジェダイを経て、この映画にも
引き継がれている壮大なテーマだと思われる。

友罪
仲良くなった同僚がもし少年時代に殺人を犯した男だったら?
という現実に起こり得る恐怖と心の揺れを描いた作品。
斗真演じる”普通の人間”が、瑛太演じる”壊れる人間”に抱く
不審感、友情、共感のリアリティ。
瑛太の狂気と友情に揺れる心の動きの恐ろしさが凄まじかった。

キングスグレイブ
上映会があると言われればそこへ赴き…ニックス…

ハン・ソロ
いやー、面白かった!
若き日のハン・ソロの冒険ということでチューバッカとの出会いや、
みんな大好きミレニアムファルコン号との出会いも描かれ、
おなかいっぱい。大満足です。

ジュラシックワールド 炎の王国」
普通に楽しかったです。
私はロン・ハワード監督とブライス・ダラス・ハワードに甘いんですよ。

銀魂2」
1も観てないし、原作も読んでないのに、2を観に行った…春馬がね…出ててね…
予想以上に面白くて大爆笑の連続だったんですけど、
ハリウッドプロデューサがコレ観て小栗にゴジラオファーしたって本当ですか。
何期待されてるんですか。小栗大丈夫ですか。

散り椿
大作先生渾身の美しい時代劇。
本当に隅から隅まで美しい。
ぴんと張り詰めたような画面に、切り結ぶ日本刀や、舞い散る椿の動きが
これぞ日本の美というのを体現していて、
その一方で、久々にこういうチャンバラらしいチャンバラを見たなあという思いもあり。
やっぱりチャンバラは血しぶきですよ。

「ヴェノム」
期待が高すぎただけに残念。雑な作りだった。

「ファンタスティック・ビースト2
非常におさまりのよかった前作に比べとっちらかった感が出てしまったのは
否めないけど、続編ありきだから仕方ないのかなあ。
ジョニー・デップへのがっかり感もあり。
個人的には断然コリン・ファレルの方が良かった。演技も上手いし。
レッドメインの可愛さだけが正義。

「来る」
なんかすっげーものを観てしまった感がある。
これをホラーと位置付けるのも違う気がするし、
かといって、なんなんですか、って言ったら、なんだろうコレは。
兎に角すごいスペクタクル展開するし、その基盤にあるのは
フツーの人間たちのフツーの生活で、そこがちょっとめくると
どろどろしたものに満ち溢れている怖さ。
ところで監督は岡田くんのビジュアルが好きなんだなあと思いました。

DVD / TV

ユリゴコロ
沼田まほるかという作家との出会いが同タイトルの原作本で、
かなりの衝撃を受けたので、映画観るか観ないか迷ってたんですが、観ました。
すごくよく出来てたと思うけど(話をシンプルに変更したのは
映画上、良かった)、息子が最後の方煩すぎたな(苦笑)
もうちょっと沼田まほるか作品特有の破滅的な幸福感の美しさを大切にして
欲しかった。

バイプレイヤーズ」(連続ドラマ)
凄い楽しかったんですけど、大杉蓮さんがお亡くなりになって…
ただ、みんなすごく楽しそうにしてらしたのでそれが良かったなあと。

海月姫」(連続ドラマ)
瀬戸くんの女装が素晴らしかった。
あと、内田理央をはじめとする尼ーズの面々の原作再現度が
高すぎてびびった。
何気に弟役の工藤くんがカッコ良かった。
原作は途中でアレでアレしてアレだったが、ドラマは最後まで面白かった。

「おっさんズラブ」(連続ドラマ)
これはもう名作だよね。
これだけ視聴者の心を裏切らず、かつ想像をぶっちぎってくれる
ドラマはこれまでなかったと思うし、
何より、同性間の恋愛をへんに深刻ぶらず、かといっておもしろがらず、
ただただ頑張って恋愛しているんだというところを描いてくれたのが
良かった。
キャスト陣もひとくせもふたくせもある連中を集めたおかげで、
異常な緊張感とリアリティが…ほんと良かった。

「特捜9」(連続ドラマ)
今期からイノッチ主演になって、寺尾がキャストイン。
随所に渡瀬さんの存在を、まだどこかで元気にしているということで
挟み込んでくれたのが嬉しかった。
そして、相変わらず面白い。
メンバー全員が個性的なので、次も期待。

プラダを着た悪魔
ストーリーなんかどうでもいい。
兎に角アン・ハサウェイのファッションショーを堪能した。

「愛なんだ2018」(バラエティ)
今回は前回よりもメンバーロケが多かったのと、
未成年の主張が長くて、非常に面白かった。
これ毎年やってほしいなあ。

漫画

※巻数が書いていないものは最新巻

「七つ屋志のぶの宝石匣」二ノ宮 知子
面白くなってきた。

「午前0時、キスしに来てよ」(1)~最新巻 みきもと凜
ストレスが溜まるとこの手の男女の恋愛モノを読みたがるという悪癖があるんだけど、これは可愛い!楽しい!!
アイドルとJKの恋だよv

「キス&ネバークライ」小川彌生
数巻読んだところで暗すぎて挫折。
面白いんだけど…病み系は苦手。

「乙嫁物語」森薫
・アミルちゃん半分、スミス半分の今回、前者は可愛く、後者は大展開で、ますます次が楽しみに。
・スミスが色男…

「一の食卓」樹なつみ
第1部終了とのことで、八雲立つの続編開始…
第2部はあるのだろーか。面白いんだけど。

「こぐまのケーキ屋さん」カメントツ
これまでの作者の芸風と全く違ったところで大ブレークしたわけだけども、
なんかこう癒される感満載ですね。

「先生のお取り寄せ」
小説家と漫画家が交互に物語形式でお取り寄せ品を紹介するスタイル。
とっちらかってるけど、参考にした。
漫画というより通販実用書。

ゴールデンカムイ
アシリパさんに幸せになってほしいです。

覆面系ノイズ福山リョウコ
話が壊れたレコード状態。もういい。

「金のひつじ」尾崎かおり
なんというか…見守りたい。

暁のヨナ草凪みずほ(1)~(3)
面白かったけど、途中で飽きた。

「違国日記」ヤマシタトモコ
これは面白いよね…女子高育ちの人は特に共感する部分が多いんじゃないかなーと。

かくしごと久米田康治
淡々と読むのに最適。

八犬伝あべ美幸
ようやっと話が進み始めた…作者が同時連載しているBLばかり出てこれがなかなか
出ないのでつらい。

「花沢町公民館便り」(1)~(3)(完結) ヤマシタトモコ
実験が失敗して、突然ひとつの町だけが有機物を通さない壁に囲まれて
孤立してしまう。
その町では当然、人の出入りが無いので時が経つにつれ…
という話。
人間性とは何か考えさせられると同時に、無茶苦茶怖い。

「秘密0」清水玲子
面白いのかどうか最早よくわからないんだけど…やっぱり面白い。かな。
もうちょっと二人がアレでコレでもいいと思うんですけどー!(モダモダ面倒)

血界戦線内藤泰弘
ハマーが可愛い。むちゃくちゃ可愛い。

波よ聞いてくれ沙村広明
あれ、こんな展開に…あれ?
前までのノリが好きだなあ。

「王国物語」1 中村明日美子
どうだろう。

「新九朗、奔る」1 ゆうきまさみ
様子見

八雲立つ樹なつみ
続編出た…

「イルミナシオン」ヤマシタトモコ
ちょっと痛い(個人的に)話が多かった…

「大屋さんと僕」やべたろう
泣くんですけど。もう泣くしかないんですけど。
正直、また芸能人本かよって思ってました。
ぜんぜん違った。
この素朴な絵と絶妙な間は、計って生まれるものではなく自然発生…
と思ったらお父さんが有名な絵本作家さんじゃないですか。
なんかすごい納得した。
残念ながら大屋さんはお亡くなりになってしまったそうですが、
ぜひ、まだ描いていないエピソードを描いてほしいです。

「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」松本ひで吉
いやこれほんと可愛いよね…すごい好き。

宝石の国市川春子
ストーリー展開よりも、絵が荒れてきたのが気になっている。

「魔法にかかった新学期」(2)(完結)ひかわきょうこ
相変わらずのクオリティなんだけど、短かったですね。
次回作楽しみにしております。

ドリフターズ平野耕太
ようやっと、ようやっと最新巻が出たヨー!!!
やっぱ面白い。ついに土方さんが揺らぎ始めたのもいいねーいいよー!
次巻はいつ…げふげふん

「ミステリと言う勿れ」(1)(2) 田村由美
私には面白さがわかりかねたので、2巻でリタイア

3月のライオン羽海野チカ
はちくろのその後なんかがちょこっと入ってたりしてお得感があるかもしれないけど
私はあのラストがいまだに納得いっていないので(ころぼっくるが結局
計算高かった…)特に嬉しくはなかった。忘れたい。

CD

「Songs of Experience」U2
ほんとうは前作「Songs of Innocense」と対で同時に出すはずだったらしいんだけど、事情があって、遅れたらしい。
そのせいか前作と全く区別がつかな(ゲフゲフ)

「Evolve or Die」Tigercub (EP)
ずっと前に全く覚えが無いんだけど、アルバム(Abstract Figures in the Dark)
買ってて、たまたまiPodで掛けたらすごい良くて、何コレ!超カッコイイじゃん!!
ってなって慌ててEPを買いました。
すごい好きなタイプのバンドロック。

V6 Onesコンサート DVD
今回のコンではよりシンプルな舞台セットでどこまでかっこよくなるかを
追求してるのかどーかよくわからんけど、
そうキタかー!
ってなること間違いなしの演出とダンスと(その曲で踊るんだ!)
可愛い特典映像ズ。
3種フルコンプでまず間違いない。

「America」30 seconds to mars
この前のアルバムといい、今回のアルバムといい…
区別がつかない。

「Passages」Jesus Jones
まさかの新作。えーっと何年ぶりでしたっけ。何十年ぶりでしたっけ!(号泣)
ドラムのジェンが帰ってきただけで、マイクのこの張り切りようたるや。
嬉しいので、さっさと日本ツアーやってください。

「Little Fictions」Elbow
買ったの忘れてました。今聴いてます…
1曲目から察するにすごい良さそうです(オイ)

「Wildness」Snow Patrol
今回も傑作。
兎に角Snow Patrolは流しておけば(何かが)なんとかなる感がすごい。
ファーストシングルの「Life on earth」は傑作。

「Crazy Rays」V6 (シングル)
タイトル曲もさることながら、他の曲も素晴らしい。
特典もてんこもりなので3種フルコンプでまず間違いない。

「Marble Sky」Django Django
「Born Under Saturn」Django Django
「Giant」Django Django
3枚目のアルバム「Marble Sky」を視聴して、これは大変なことになったと
慌てて、3枚目→2枚目→1枚目の順で全買い。
3枚目まで知らなかったとはー!!(痛恨)
独自の路線で突っ走るバンド。明るいような、なんかウズウズするような、
奇妙な感覚に襲われるメロディラインと、描写がひたすら美しい歌詞。
今、イチオシ。

「Bad Witch」Nine Inch Nails
1曲聴いて、やばい!これこそNINだよ!帰ってきたぜ!!って
思って大喜びで久々に買ってみたら、ほぼその1曲だけアタリでした。
オイ、NINよ…

「逆転ラバーズ」KEN☆Tackey(シングル)
カップリング曲の「アイシテモ」がえらい名曲でびっくりした。
どちらの曲もPVが可愛い!カッコイイ!
なんとなくダサい格好とダンスが多かったタッキーに
最も似合う格好と、かっこいいダンスをあてた健くんに感謝☆
あと、特典映像はいつものV6スタイル(ぐだぐだで可愛い)です。
オススメは初回版B。

「獣ゆく細道」椎名林檎with宮本浩次iTunes
やってくれた!
去年のベスト1!!

ライヴ

Nothing but Thievesライブ@渋谷ミュージックDUO 1月17日
最高だった!
これからが楽しみだねー。歌うまい!ライブ感がいい!

舞台

「マクガワン・トリロジー世田谷パブリックシアター(7/27)
松坂桃李主演。
アイルランドで、IRAの殺し屋である主人公が狂気と正気の狭間で生きていく。
剥き出しの暴力性が凄まじかった。

二十日鼠と人間東京グローブ座(10/8)
スタインベックの戯曲を三宅健主演。
これ、冒頭から最後まで、物凄い緊張感の張り詰めた舞台なんですけど、
非常に良かった。
人は何があれば生きていけるのか、希望とは何かを考えさせられるとともに、
現実とはいったい何かも危うく思うような話でした。
今年の舞台、ベスト1。

「TOP HAT」
4回観た(笑)
ミュージカルは何回観ても楽しいからいいよね。
子供のときから大好きなフレッド・アステアを坂本くんがやるということで
期待大だったこの作品。
最初はあぶなっかしかったヒロイン役のたべちゃんも回を追うごとに
たくましくなっていって、成長ものを観た気分が(違)

「Thrill Me」
アメリカの富裕層の青年二人が互いの愛情を確かめるためだけに
子供を誘拐して殺した実際の事件を下敷きにした舞台。
大昔に「恍惚」というタイトルで映画化されたのを観たんですが、
それはドキュメンタリーに近い映画だったので、救いようがない話でした。
舞台の方はちょっと改変していて、サスペンスとして非常に面白くなっていた。

イベント

「FF30周年記念 別れの物語展」@森アートミュージアム
ウーン、やりたいことはわかるんだけどーっていうか、ほぼ「BOWIE IS」と同じだったんだけど、色々失敗というか、詰めが甘くて残念だったよね。
展示物少なすぎるし、音楽の流れるタイミングとか位置とか、もうちょい頑張って調整しても良かったんじゃないかと思うし、カタログは全然ダメだし(出さないほうがまし)、ほんと残念なデキバエだった。
FF15の結婚式の部屋だけは良かった。

「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」展 東京都庭園美術館
座ることが第一目的に、椅子の形を野生動物にしたら面白いんじゃない?みたいな
感じで作られた椅子たちが、素朴で可愛かった。
最後の広間ではふかふかのクッション椅子が沢山置いてあって、
その前に小さな展示の椅子たちが並べてあるという展示方法も良かった。
現代のナマケモノとなって、ブラジルの椅子たちをだらーっと眺めるわけよ(笑)

ヴラマンク展」静岡美術館
数年前の新宿でのヴラマンク展には遠く及ばないながらも、
かなり点数頑張った!!
ヴラマンクは本当に実物を見なければわからないので…画集じゃわからない。
と言いつつ、1枚だけ、A4サイズくらいのプリントを買ってきました。
夜の村の街路の絵なんですけど、暗い中にぼうっと月が浮かんでいて、
街灯がぼんやり光っている絵です。
これをベッドサイドに貼ったら、時折、すごいきれいなオレンジ色の
夜の町並みが浮かび上がるんですよ(寝惚けたときの脳が見せる何か)。

「駒井哲郎―煌く紙上の宇宙」展 横浜美術館
この方、存じ上げなかったのですが、実に美しいポスターにひとめぼれして
観に行きました。
銅版画ならではの微細な表現から、銅版画とは思えないあたたかみのある表現まで
ふり幅の広い世界。非常に美しかったです。
あと、イケメンでした。すごいイケメンでした。

ライヴが1個は少なすぎるなー。ウーン。
2018年は映画もあたりが多かったし、音楽もあたりが多かったので良い年☆
今年はもっと本を読みたい。2018年は途中から失速したので…。
失速理由は新潮不買運動につき、もうアンソニー・ドーアの作品は
原著で読むしかねえわと腹を括って「About Grace」を読み始めたから。
やっぱ英語読むのは時間かかる。