イムデベ!

個人的偏見と傾向による映画・音楽・本紹介&レポ

洋楽大好き人間の私がV6に嵌った10の理由

V6、25周年ですって。

すごいですね。

快挙じゃないでしょうか。

快挙ですよ。

でも、こんな年なので、記念コンサートでお祝いというわけにもいかず、

思い余って布教します。

J事務所興味ないしーというガチの音楽好きにこそ勧めたい。

V6という、アイドルを突き詰めすぎて、煮詰めすぎて、

各種凄腕職人集めましたみたいになっちゃったグループを。

 

私、正直、アイドルを好きになったことがありませんでした。

自分で曲書いてないっていう時点でアウトだったんですよ。

 

中学1年からひたすら洋楽(特にブリティッシュロック)に嵌る日々を過ごし、

基本はバンド。

ライブ行ったら拳振り上げてヘッドバッキング。

タワレコでひたすら視聴を繰り返して、知らないバンドを発掘したり、

イギリスのネットラジオ聴いて、知らないバンドを発掘したり、

洋画・洋ドラ観ては、BGMから知らないバンドを発掘したり、

そんなことを繰り返していたので、

日本で流行っている曲はほぼ知りませんでした。

 

じゃあどこでV6が出てきたのかっていうと、

もともと岡田くんという俳優が好きで、同じく岡田くん好きの友達と岡田くんの映画は観に行ってたんですね。

それである日、「図書館戦争」を観に行ったら、一緒に行った友達が

 

「V6、気になってきた」

 

えー、うーんまあ気になるけどー、アイドルでしょー?

なんて言ってたら、友達のおうちで見せられたんですよ。

V6のライブビデオを・・・・・・ハイ、終わった。

速攻、ファンクラブ入りました。

全部、曲を履修しました。

知っている曲は1曲もありませんでした。

 

すごい!全部新曲!!(待て)

 

もはや、岡田くんだけにとどまらず所謂、箱推し(全員好き)です。

全員の舞台行っちゃう。映画も観ちゃう。ドラマも、バラエティも観ちゃう。

だって、全員すごいんだもん。

 

というわけで、私がV6に嵌った10の理由!

 

1.歌唱力がズバ抜けている

歌が上手い。全員、上手い。

アイドル=歌が下手というのは思い込みでしたー!(土下座)

あと、表現力が深い。うっかりエモって深海潜っちゃうくらい深い。

メンバそれぞれが、別々の表現でひとつの曲を歌うという、たたみかけるような歌声の説得力。

しかも全員、声が個性的。

坂本くん⇒深い響きのある優しい声。英語がエロい。

長野くん⇒ハスキーボイス。高音が可愛い&切ない。

イノッチ⇒力強い青年ボイス。時々掠れるのがエモい。

森田くん⇒ウィスパーボイス。甘くて切ない系。

三宅くん⇒変幻自在のキャラメルボイス。エモからテクノまで何でもいける。

岡田くん⇒優しい甘ったれ声。低音が強く、高音が優しい。

この6人の声を2人ずつとか、3人ずつとかミックスさせまくって、多種多様な歌声を作りだすマジック。

ここまで歌を聞かせるグループってのはアイドル以外でもなかなかいない。

 

というわけで、まずは2020年のファーストシングル「It's my life」で心に優しく沁みる歌声をどうぞ。


V6 / It’s my life(Lip Sync Video)

 

2.ダンスがむちゃくちゃカッコイイ

V6と言えばダンスグループだと思うんですけど、先に歌唱力を挙げたのは、それだけ歌える人たちが、実はダンスしながら歌っているという離れ業だから・・・なぜ、それ、同時にやれるのか!

しかも、ダンスもそれぞれ違って個性的。

なのにゆるっとぴったり合う。

何言ってるかわかんないかもしれないけど、コーラスライン的な一糸乱れぬダンスではなくて、個性的なダンスがピタッと合うんですよ。

観て。

観ればわかる。

 

坂本くん⇒たぶん一番正統派。ミュージカル系ダンスというか、クラシックなダンスから、タップダンスまでパーフェクト。手元が可愛く、腰使いがエロい。

長野くん⇒パワーダンス。下半身のどっしり感が半端ナイ。頼れるダンス。回転に夢がある。胸元の動きがぐいんぐいんしていて、鎖骨がエロい。

イノッチ⇒暴力的なダンス。細い身体から繰り出される恐るべき破壊力のある動きで何もかも蹴散らす勢い。ひらめく洋服がとてつもなくエロい。

森田くん⇒身体の中に音楽がいて、自然に動いてる。歩いててもダンス。ずっとダンス。自然とあふれだす系。表現力のかたまりのようなダンス。

三宅くん⇒自分のカッコよさを100%知っている、オーディエンスの需要をどこまでも汲んだダンス。カッコイイとカワイイを自在に使いこなす。

岡田くん⇒緩急の激しい文字通りキレッキレのダンス。近くにいたら空気切る音が聞こえるんじゃないかと思う。1ミリも違わず動きを止めるカッコ良さ。

 

しかも 物凄い勢いでフォーメーションを変えていくので、どこに誰がいるのか動体視力が追いつかない。

 そこで、全員黒い服だから余計に動体視力を試される、歌も最高ならダンスも最高の「Right Now」をどうぞ。

 これ楽曲が清水翔太さん作成で素晴らしい!


V6 / Right Now(YouTube Ver.)

 

3.もう完成している

ジャニグループとしてはこれ、もしかして欠点なのかもしれないと最近気付いたんですが、V6、もう完成しきっている。

だから、応援して育てる楽しみっていうジャニファンの需要はたぶん最初の数年で終了しちゃってるんですよね。

じゃあ成長が止まっているかというと全然そんなことはなくて、毎回、毎回、歌もダンスも自分たちでハードルあげて、それを飛び越えてくるんですよ。

だから育てる楽しみや、自分たちが応援して育てた達成感を持ちたいジャニファンよりも、音楽好きの人たちの方にうけるグループだと思う。

どっちがいい、悪いじゃなくて、単にどういうアーティストを求めているかという違いの話として。

私はこれもうパーフェクトじゃん…っていう感動を求めるほうなので、V6からは毎回、うわ、またパーフェクト越えてきたという感動をもらっています。

ちなみに10周年の曲がこちら。歌唱力もダンスも完全にできあがってます。(この曲、洋楽系で私は大好きなんだけど、みんなでカラオケで歌える類の曲ではない・・・)


V6 / Orange(YouTube Ver.)

 

4.ルックスと中身が全員個性的でいい

こういうこと言うとすぐに女子はルックスがーとか言い出すって言うやついるけどさ、そんなこと言ってもさ、男子だって好きなアーティストのルックス真似したりするじゃん。

 

ルックスが良くて何が悪い。

 

寧ろいいことしかない。全員顔が小さくて手足が長くてしかもタイプが違う。

そのせいか20周年時は恋愛ゲーすらあったくらいだ(最高に愉快だった)。

よりどりみどり揃えてます的なラインナップ。

坂本くん:大人の余裕・・・と見せかけて実は虫が苦手だったり、注目されると噛んじゃったり、シャイでカワイイ系。脚が長くて絡まるんじゃないかと心配になるスタイル。ワンディッシュで見せるギャルソンエプロン姿は似合いすぎて罪。

長野くん:微笑みの王子・・・と見せかけて実はカミセンのいたずらにすぐに乗っかる悪い大人。常に余裕がある。王子様ファッションからウルトラマンの制服まで着こなす全方向OKのスマートハンサム。あひる口が時空を超えて可愛い。

イノッチ:年々可愛い顔になっていく恐るべき成長型ハンサム。身体のラインは誰よりもエロ。Tシャツを着たイノッチを間近に見たとき、エッロ・・・と呟くのを止められなかった。笑顔もいいがアンニュイな顔もいい。そして垣間見える闇・・・

森田くん:一見強面だが、実は坂本くんと並ぶシャイなカワイイ系。なんだかわからんけど上機嫌でニッコニコしているときが多い。メンバーから何されてもなされるがままなのに、他Gとコラボするときは仏頂面なところが希少価値を煽る。

三宅くん:全身カワイイ。時々すごくおとなびた顔をするのでどきっとする(大人だよ!)。V6のことを考えて一生懸命行動してくれるので、ついファンが甘えてしまいがち。ファンを叱るときもあるいちばんのしっかりやさん。

岡田くん:「彫刻みたいな顔が横にあるとびっくりするんだよ!」(三宅くん談)な正統派イケメン。でも口を開くとだいたいの場合意味不明で、ファンもメンバーも全員が??になる。不条理と不思議をぶっこむカオス系ハンサム。

 

6人6様のルックスの良さはこちらでご確認ください。


V6 / Supernova(YouTube Ver.)

 

Supernovaのかっこよさとかけはなれ、

息をするようにうそをつくイノッチ、長野くんに甘えっぱなしの岡田くん、二人でつるみまくる剛健、暴走メンバーをたしなめようとしてどつぼに嵌る坂本くん、

パフォーマンスからかけ離れたグダグダな雰囲気はこちらでお確かめください。


V6 / スーパーパワーで乗り越えろ! アドリブ6(50th Singleより)

 

ちなみにV6は年上組(トニセン)と年下組(カミセン)に分かれていて、それぞれ3人ずつになるとまた立ち位置が変わって面白かったりもします。

トニセンになるといきなり大人しくなっちゃうイノッチや、カミセンになると森田くんに甘えまくる岡田くんが観られます。トニセンとカミセンに分かれるとこうなるんだ!ってのがよくわかるのは、こちら。


V6 / カミセンvsトニセン!沖縄縦断VR対決(13th Albumより)

 

以下、V6の本領発揮といえばコレ!なライブの話~。

 

5.ライブの緩急がすごい

踊りの緩急ではない。だって、歌ってるときはだいたい踊っている。

というか始まって以降、いつまで踊っているのだろう、え、マジでまだ踊るのか、大丈夫なのか、踊ってるよー、ますます激しいよー!!

と思った頃に突然MCで緩む。

緩むのほぼMCだけ。

しかもMCは概ね「V6でーす!」で始まる。そんなことは知っている。

だってV6しかいないのだから。

 

6.ジャニーズJrがいない

そう。V6のステージにはV6しかいない。

バックで踊るジャニーズJrというJ事務所では必ずいるあの子たちがいない。

なので、ライブに行っても前座は聞かねえタイプの人にはぴったり!(私だ)

私はV6を観に行っているのであって、他の誰かの踊りなど邪魔なだけ。

V6は最初から最後まで6人で全力疾走して歌い踊り続けてくれるのだ。

 

7.ステージ構成とライティングがブッ刺さるくらい尖ってる

これはスタッフもV6に含めてスゴイということなんですけど、

地味なセットなのに、物凄い凝ってる。

映像とメンバーのダンスのシンクロとか、どれだけ時間掛けたんだかわからないし、

レーザー光線とメンバーのダンスのシンクロは、あれ、立ち位置ズレたら終わりじゃないかという緻密な構成。

ライティングは絶対おかしい。これ、なんかおかしい。ライブでやれることじゃない。見ればわかります。異常。

他にも色々出てくる小道具、大道具、お立ち台、トロッコに至るまで、衝撃の連続ですよ。

 

個人的には、VIBESという岡田くんが演出、森田くんが衣装をやったコンサートを推したい。

ジャニ系でありえない(らしいですよ)CD音源化してない新曲を突然ぶちかます攻めのライブで、今に繋がる檻演出とか(不穏な響きだな!)ありますので、是非!

あと、プロジェクションマッピングを多用したOMGコンも素晴らしいので、是非!

 

尚、期間限定で公開しているセクバニコンは、360度ステージ!

残念ながらMCが収録されていませんがステージ構成とライティングのやばさをまず確かめたいかたはこちらで。


【期間限定】V6 / live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!

 

7.メンバー間の信頼感が熱い

これだけすごいライブ構成で、近距離でダンスをしているので、お互いへの信頼感がないと、絶対無理。

自分たちのことは自分たちだけが知っていればいい、と豪語するV6なので、ファンとしては詳しいことは知らんけどーって感じですが(笑)、信頼しあっているのは凄くよくわかる。

仕事仲間であるとか、家族であるとか、友達であるとか、そういう概念を超えて、お互いをとてもリスペクトしているのがすごくいいなーとダンスやMCを観てて思う。

 

8.ファンサが神(ファンサービスのことをファンサという)

どこの席になろうとも、必ず近くまで来てくれるのがV6.

ありえないと思うでしょ?

ありえるんですよ・・・。

2階席用の通路作ったり、トロッコ作ったり、いろんな手段で傍まできてくれるので、ファンサを一切受けなかったなーと思う回が無い(本当)。

特に長野くんは・・・たぶん、あれ、1ブロック丸々、全員が長野くんと眼が合ったと思っているに違いない、熟練のお手フリ。

森田くん、三宅くん、岡田くんはがんがんファンにハイタッチしてくれるし(岡田くんのタッチは手の平が赤くなるという噂・・・力強い)、イノッチはうちわに書いてあることを端からやってくれるし、リーダーははにかみながら、はにかんでるのがいいよねー(あのひと、だいたい、はにかんでるんだよ!)。

 

そしてステージは前方、後方、そしてセンターと3つあり、アリーナをぐるりと囲む花道もあるので、どの席でも必ず近くで聴ける曲があります。すげえ。

・坂本くん:はにかみファンサ。運が良ければ間近でセクシーを拝めるが、まだそんなラッキーにめぐり合えていない。

・長野くん:ロイヤルファンサ。まんべんなく、すべてのひとに、おしみなく、笑顔とお手ふりを届ける。

・イノッチ:雪崩れ込むようなファンサ。おそらくウチワに書いてあることをやっているのだと推察されるが、おおむねダブルピースして満面の笑顔を振りまいてくれる。

・森田くん:ニッコニコのファンサがカワイイ。自分のウチワを持っているファンには積極的に手を伸ばしてくれる。

・三宅くん:いけずなファンサ。かっこよさと可愛さを自在にあやつる。どっちに当たるかは曲による。ウチワの組合せを見て他のメンバと絡んだファンサも繰り出す臨機応変ファンサ。

・岡田くん:ハイタッチは力強く、お手フリは全身を使った幼子っぽさ。なぜか長野くんのウチワを持っている人にファンサするという噂。ファンサまでも不思議。

 

9.ファンへの信頼感が熱い

ファンのおまえが信頼されてるとか言うなと思われるかも知れませんが、V6のファンっておとなしいんですよ。

昔は暴れん坊だったらしいですけど、少なくとも私がファンになったときはもうおとなしかった。

銀テ(ぱーんって飛び出して客席にふってくるテープのこと)なんかが飛び出しても誰も奪い合わない。頭にかかってきたりしたやつをそっと丸めて、曲が終わるまで待つ。そして自分の分を確保したら、あまりは曲の合間に周囲で取れなかった人を探して渡す。あるいはコンの最後に出口の近くのテーブルにまとめて置く。席が遠くて銀テが飛んでこなかったひとも、持って帰れる仕組みになってる!

あと、メンバーが投げたメッセージ付のお花だとか、色紙を受け取った人が、コンのあとで、みんなに写真を撮らせてあげているのも見たことがある。取り合いにならない安全安心なファンなのだ。

そんなファンなので、V6メンバー、コンの最中に客席から出てきたことすらある(びっくりした)。

 

そして、2019年末のトニセンのディナーショーでは客席の間をぬってトニセンがファンにハイタッチをしてくれたが、少なくとも私の周囲で立ち上がる人は誰もいなかった。

全員おとなしく座ったまま、手を上げてハイタッチしてもらえるのを待っていたし、向きを変えてタッチしてもらえなくてもそのまま手を下ろすだけだった。

それまでも何度か、各メンバーの舞台を観に来たメンバーが普通に客席にいるのを目にしたことがあったけど、トニセンディナーショーでは、なんと三宅くんは2回、岡田くんは1回、ディナーショーに参加した。

参加ってトニセンと舞台に出たわけじゃなくて、ふつーに、客席に、ファンのテーブルに座ってたってことです。ありえない。

たぶん、他のグループだったらできないと思うんですよ、危なすぎて。

でも、V6のファンは誰ひとりとしてメンバーの席に駆け寄ったりしなかった。

私は偶然三宅くんが後方テーブルにいたのでびっくりしたのですが、普通に最後までいたよね(笑)

プロデューサーみたいに腕を組んで見守っていた三宅くんとは対照的に、岡田くんはきっちりトニセン全員からファンサ(ハイタッチ)もらってたそうです。なんだそれは。全員なんてひいき~!(そりゃそうか)

 

10.元気をくれる!

上記全部ひっくるめて、元気をくれる。

兎に角、元気になる。笑顔になる。ありがとう、V6!

私的にいちばん励まされた曲は・・・いっぱいあるな。2つだけ貼ります。


V6 / スピリット(YouTube Ver.)


V6 / Sky's The Limit(YouTube Ver.)

 

というわけで、10個では語りきれないのであとはコンサート見て!

最新コンサートも期間限定でYouTubeで観られるよ!!


【期間限定】V6 / LIVE TOUR 2017 The ONES