イムデベ!

個人的偏見と傾向による映画・音楽・本紹介&レポ

デヴィッド・テナント祭り~DEADWATER FELL (2019)

2019年TVドラマシリーズ全4話。

煽り文句は「Everyone has something to hide」

あきらかに「Broadchurch」の二匹目のドジョウ狙ってる感が・・・

Amazon.com: Deadwater Fell [DVD]: David Tennant, Matthew McNulty, Anna  Madeley, Lynsey Miller, David Tennant, Matthew McNulty: Movies & TV

女性と二人だしな・・・と思いつつ最新テナントは抑えておきたい。

そんなファン心でヒアウィーゴー!

 

スコットランドが舞台・・・100%英語字幕に頼るしかないぜ。

#なので何か取り違えている可能性が大いにあることをご承知置きください。

 

医者のトム(テナント)は妻ケイトと3人の女の子と幸せな家庭を築いている。

すぐ近くに住む警官スティーブと妻のジェス、2人の男の子とも家族ぐるみの付き合いだ。

だがある夜、ジェスは息子の寝相の悪さに起こされ、息子の部屋に行くと、その窓から見えるトムの家が炎を上げていた。

すぐさまトムの家に救助に飛び込むスティーブ。

だが助かったのはトムだけだった。そして家族全員、薬品を打たれていて、娘たちは火事が起きる前に死んでいたことがわかった。

果たして犯人は誰なのか・・・。

家族を全員失って悲しみにうちひしがれるトムを中心に、それぞれが抱える秘密が明らかになっていく。

youtu.be

テナン度 ★★★☆☆(髭が濃いのとスコットランドなのにキルト着ないから減点)

出現度  ★★★★★(おはようからお休みまでテナント)

以下ネタバレ有りにつき改行ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ有り注意。

1話目はなかなかの面白さ。

実はジェスとエッチしてたトム。

育児ノイローゼ(末の子に障害がある)のケイトは薬漬け。

ティーブとジェスは妊活に悩んでいる(息子x2は養子かスティーブの連れ子?)。

ふたつの家族が仲良く過ごしているなか、悲劇が起きるのが1話目。

助け出されるテナント、ぐったりテナント、またしても(!)酸素吸入テナントが観られます。

なんだろう、エゲレスという国はテナントのドラマちうと病院でセットを組み始めるところから始めるのだろうか。

酸素吸入器率が高い(笑)

 

2話目。

どうやらケイトが無理心中を図ったらしい・・・ということで、葬儀も子供たちとは別々に行われ、すっかりケイトが犯人モード。

お葬式で嘆き悲しむトム。しかし、葬儀に参列した見かけない女性が「芝居しちゃって」と吐き捨てる。

トムを怪しみはじめるジェス。

ついにトムとエッチしちゃいましたとスティーブに吐露。でも1回だけだし、愛情ゼロでバックからだったし・・・

ティーブ激怒。

怒りのスティーブは目撃者を連れてきて、トムがあの夜、森で逃げる娘をつかまえて家に戻ったと証言。急転直下、トムは逮捕される。

 

3話目。

目撃者はスティーブの捏造だったことが発覚。トムは釈放され、スティーブは自宅謹慎となる。

なんであんなことしたんだボケとののしられるスティーブは、ケイトがトムにいつか殺されると話していたことをジェスに話す。

冗談だと思って取り合わなかったことを聞き、ジェスはもう何度目かの疑いの眼をトムに向ける。

葬儀のとき、来ていた女性に話を聞くと、その女性は実はケイトの大親友で、昔のルームシェアメイトだったが、ケイトがいなかったときにトムと関係を持ってしまったためにケイトと友達の縁を切らざるを得なかったと話す。

えー、私とそっくり同じシチュエーション!

驚くジェス。

トムはケイトの大親友を狙って1度エッチすることで、ケイトが孤立するように企んでいたのだった。え?なんで?

 

4話目

というわけで、3話目までで、既にすべての秘密は暴露され(そんだけ?)わからないことはトムがなんでケイトを孤立させたかったかということだけなんだけど(独占欲ではない。そんなに好きだったようには思えない)、そうねー、それは明かされないのねーなまま、トム逮捕エンド。

せめて最後にチェーンソーでも持ってひと暴れしてもらいたかったものだが、それすらなく・・・。

派手さにも、インテリジェンスにも、オチにも恵まれない脚本でした。

2話目までは確実に面白かったんだけど・・・どうした。

折角のテナントの無駄使いだぞ!(ハリポほどじゃないけど)

 

ただまあ・・・病院シーンはありますので!(それだけだ)

 

前に何かのインタビューでテナントが「僕は脚本に書いてあるとおりに演じるだけだから」と言っていたのをふと思い出し、ああ、こういうことかなるほどなあと思いました。

トムって全然キャラクターが定まってないのね。

娘たちのことをちゃんと愛しているようにしか見えないのに、いざ金蔓のケイトに離婚されそうになると、さくっと全員殺しちゃう。

で、ケイトに対しても全然執着持ってなさそうなのに、孤立させようとするわ、精神安定剤オーバードーズぎみに与えるわ、雑に扱うのか、囲い込むのかどっちかにしろや。

まあはっきり言えば脚本がちゃんとしてないので、脚本どおりに演じた結果、トムは何がしたかったのかなあ(遠い目)で終わる作品ができてしまったということです。

ちなみに、トムだけではありません。

登場人物全員、

何がしたかったのかなあ(遠い目)

で終わる作品です。

残念。もうこの脚本家はパスしてください>テナント。